懇談会で1年生保護者が真剣に聞いた短い語り  福島県田村郡常葉町立常葉小学校  中山 史緒

ミニ定規を使わせているわけ

右手を使うことは左脳を働かせ、左手を使うことは右脳を働かせると言われています。
定規を使うということは左手を使うことになり、右脳を働かせることにつながります。
その意味もあって、私はミニ定規を使わせています。
向山洋一先生という方がイギリスの学校を訪問されたとき、
1つだけ、定規を使ってノートをとてもきれいに書いているクラスがありました。

後で聞いたら、学校中で一番頭の良いクラスだったそうです。

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1年生でひらがなを教えるわけ

ひらがなを教えるのは他の学年ではなく、なぜ1年生なのか。
これは脳の発達と深い関係があります。
脳の言語領域分野がもっとも発達するのは、8歳までと言われています。
8歳までの言語環境が豊かか乏しいかによって、9歳以降の言語能力が決められてしまうそうです。
1年生で、日本語の基本となるひらがなを教えるのは、
脳の言語領域分野がもっとも発達する時期だからなのです。
狼少女カマラの話をご存知でしょうか。
8歳までに、言葉を聞いたり話したりという経験がなかった狼少女カマラは、
17歳になっても3・4歳児並みの言葉しか覚えられませんでした。
この話からも分かるように、 8歳までの言語環境は、とても重要な意味を持つのです。

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1年生での英語教育の効果

脳の言語領域分野が発達するのは8歳までと言われています。
だから本当は、英語も8歳までに学んでおくのが1番英語を覚えるのです。
中学校に行ってからでは遅いと、脳科学では言われています。

私達だと、英語を聞いて、日本語に翻訳してから、言葉を理解しますよね?
でも8歳までに英語に接する機会が多かった子供は、翻訳しなくとも理解できるようになるそうです。

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