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【愛知】

県環境税財源の事業判明 森林・里山整備に10億3千万円

2009年1月16日

 県が2009年度に導入する森林環境税「あいち森と緑づくり税」を財源とした県の各種事業の概要が明らかになった。県が県議会に示した09年度当初予算の重点要求事業によると、森林や里山林の整備などに10億3000万円、緑化推進に4億4100万円、環境学習関連に2900万円を充て「緑豊かな愛知」に向けた取り組みが本格化する。

 県は初年度の森林環境税として15億円程度を見込む。広く県民全体から徴収する形式をとり、個人は年間500円、法人は資本金に基づき年間1000円から4万円の上乗せとなる。

 農林水産部所管では、森林整備事業費9億3200万円をかけ、三河地方の山間地域500ヘクタールと公道沿い250ヘクタールで杉やヒノキの間伐、里山林の整備をする。ほかに、森林整備技術者の養成や普及啓発に9700万円。

 緑化推進は建設部の所管事業。建物の屋上や壁面などの緑化や、駅などの公共施設の沿道や地域の顔となる道路で、街路樹の植え替えを進めていく。

 環境部所管の環境学習関連では、市町村などの企画提案に県が交付金を付与することを想定。1団体への交付金は100万円を上限とする方向で最終調整している。

 (中村清、木村靖、山本真嗣)

 

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