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kuroihikariの日記

2009-01-16

自分勝手な感情で簡単に人を殺すんじゃない

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何も語ることは出来ない。亡くなった飯島愛の気持ちがなんとなくわかるような気がした。生きていれば、こんなこともある。胸の奥に楔を打たれたまま、人質をとられたまま生きる矛盾。

私は、実名も出さず、誰も特定されないように文章を書いていたつもりだが、それでも勘の鋭い人間が居たようで、ネットの世界からわざわざ現実世界にまで土足で乗り込んできて、私の生活を滅茶苦茶に踏み潰していった。

ここまでされるほど私がお前に何かをしたことがあったか、何故そこまでする必要があったのか、その理由を聞きたい。

私は現実世界で、私を救おうとしてくれた人の純粋な心を傷付け、その人が「あなたがこんな文章を書く人だったなんて」と流す涙を見た。信用を失い、その場には居られなくなり、追われるようにそこを去ることしか出来なかったのだ。

私が何を語ろうとしても聞き入れてはくれなかったのだ。お前はブログでこんなことを書く人間だから恐ろしい。もうお前のことは信用できないと言われたのだ。

そこまで言うということは、相手が、どれだけネットの世界に重点を置いて行動しているかにもよる。ネットの文章ごときで何が出来る、ふふん、とお互い笑い飛ばせるくらいで生きていればいいんじゃないか、と私は思うが、人によってはそうはいかないようで、話はかなり深刻な方向へと流れていった。

殺されるかもしれない、と覚悟をするとき、心の中は恐ろしいほど無風だ。

殺したいという感情を強く持つ相手を眼前にした状況では、自分がこれまでどれだけ苦労して生きてきたかなんて、まるで意味を成さない。だから人は簡単に殺されるし、人を殺すことも出来る。

自分の大切なものは命をかけても守りたいという感情を強く持っているのに、自分が殺そうとしている人間が持つ大切なものが壊れる痛みまでは想像がつかない。その人はまだ本当の幸せを知らないまま生きているのかもしれない。もしその幸せを自分が知っているならば、何でその人を自分が殺すことが出来るのだろう。相手がどんな苦しみを背負ってきたか、最後に話くらい聞いてから殺してやればいいものを。それを聞く勇気すらないのなら、どれだけ自分勝手で物事にけりを付けようとするんだ。そんな自分勝手なやつらが簡単に人を殺してしまうんだ。

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