学部卒業後取得可能な資格
一級建築士受験資格(2年以上の実務経験が必要となります)
二級建築士受験資格(実務経験の必要なし)
建築施工管理技士受験資格(3年以上の実務経験が必要となります)
学芸員(別途、科目履修が必要となります)
※本学科には、教職課程は設置されていません。
主な進学先(2002-2007年度・抜粋)
国内:
慶應義塾大学大学院/千葉大学大学院/東京大学大学院/東京藝術大学大学院/東京工業大学大学院/東京理科大学大学院/日本女子大学大学院/武蔵野美術大学大学院/横浜国立大学大学院/早稲田大学大学院 ほか
海外:
AAスクール/イーストロンドン大学/デルフト工科大学/ロンドン大学/ロンドン芸術大学/カールスルーエ大学/バウハウス・デッサウ大学/プラットインスティテュート ほか
相川麻咲
東京理科大学大学院
理工学研究科建築学専攻
小嶋一浩研究室
[2007年度卒業]
ムサビの設計の授業では他大学と違って全員がプレゼンを行います。この授業では建築の考え方はもちろん、自分がやりたいことを人に伝える難しさを学びました。1年生での他学科の授業では、学科の枠を越えて友達ができ、専攻とは違う作品作りができるのは美大ならではで、とても面白かったです。私は授業がなくてもほぼ毎日のようにムサビにいました。ムサビに行けば誰かいて、ご飯を食べにいったり、誰かの家に入り浸ったりしていました。課題で悩んでいるときは「黒い煙が出ている」と言われながらも友達に相談にのってもらい、院試や卒業制作では友達だけでなく先輩や後輩にもエスキスしてもらいました。こうした経験が、今の大学院でも多いに役に立っています。
入江剛史
武蔵野美術大学大学院
造形研究科デザイン専攻
建築コース
[2007年度卒業]
僕はムサビケンチクが大好きです。ケンチクも好きだけどムサビも大好きです。なぜかというと「建築」にまつわる授業が「設計」以外にもとても多く、その各々の科目が全て「建築」に関わってくるからです。学部の頃は、一週間の授業の中で「設計計画」という授業演習がずっとあり、これは一週間に一度の演習なのですが、それに費やす時間を考えると、実は一日中が設計という日も多々あります。やっていくうちに、「もっとやらなくては」とか「もっと知りたい」という気持ちが徐々に広がり、僕は大学院に進学することを決意しました。大学院に進学して半年たちますが、まだまだ奥が深くわからない事だらけに気づくことも多く、自分にとっては発見の毎日です。将来はやはり志し高く建築家になりたいと思います。
主な就職先(2002-2007年度・抜粋)
青木淳建築計画事務所/株式会社アーキプラン/伊坂デザイン工房/エスエスエー建築都市設計事務所/SD企画設計研究所/NTTドコモ/遠藤照明/OAC設計/大嶋アトリエ/岡村製作所/鹿島建設株式会社/勝村建設/共同建築設計事務所/ゲン建築事務所/玄・ベルドー・進来/コンテンポラリーズ/商店建築/スターツホーム/株式会社スペース/住友林業株式会社/ゼニヤ/船場/創建ホームズ/大成建設株式会社/大日本印刷株式会社/大和ハウス工業株式会社/タオアーキテクツ/竹山実建築総合研究所/ダン総合設計/團紀彦建築設計事務所/手塚建築研究所/トゥモローランド/東京組/TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE/中川総合設計事務所/二番工房/日本設計/株式会社フィンチ/株式会社フェリシモ/fuse-atelier/プランテック/保坂陽一郎建築研究所/槙総合計画事務所/ミサワホーム/三井ホーム/村井敬合設計/森ビル株式会社/UAA/ヨコミゾマコト建築設計事務所/類設計室など
後藤千尋
SD企画設計研究所
[2007年度卒業]
今は横浜のアトリエ事務所で設計の仕事をしています。ムサビケンチクは何と言っても、自分の好きなことを追及できるところ。明確な目標を持って学びにくる学生が多いのでとても刺激的な学生生活を送ることができました。これでもか、これでもかとやってくる課題地獄に追われ、時にはつらいこともありましたが、「あー自分が好きなことをすることがそのまま勉強になって好きな仕事に就けた」と思うと自分はとてもハッピーだったなと今は思います。
武田京子
岡村制作所
[2007年度卒業]
私にとって、ムサビケンチクは自分で選びとって自分に合う環境をつくっていけるところでした。数ある授業では、「なぜそうなるか?」という、理論をもってモノを語る訓練と既成概念にとらわれず、それをこわす勇気、そして、より主体的に考え表現することを学んだ気がします。また、それ以上に就職した今、何よりも思うのは、ムサビでできた友達は宝だということです。正直、学校には友達に会いにいくようなものでした。ムサビケンチクには先輩、後輩も年上、下も関係ないくらい仲良くなれる雰囲気があります。
小名秀幸
住友林業株式会社
[2007年度卒業]
僕は学部・大学院とムサビケンチクで学びました。ここでは建築学科にいながら、専門分野を中心に幅広い活動のチャンスがありました。特に、川越・岩室といった地域と連携した設計課題は、建築と社会をより実践的に結ぶ契機となりました。そして、昨年夏行われたデルフト工科大学との合同ワークショップもまた、文化の異なる人々と接し、協同作業を行うことで、そこに潜む思考や行動の差異を体験しながらも、そして最後には共感という本来の建築・デザインにおける姿勢の必要性を学ぶことができました。社会人になり、あらためて考えてみると、こうした授業を通しての数々の制作・発表・展示の場は様々な分野のつながりや自主性を育んでくれたと思います。
今城奈保
コムデギャルソン
[2007年度卒業]
私は1,2,3,年では建築の基礎を学び、4年前期はグループで、後期は個人で卒業制作を行いました。作品づくりには人一倍厳しい土屋先生のもとで、ディスカッション、スタディーを何度も繰り返し作品をつくりあげる産みの苦しみと、それを超えたからこそ感じられる達成感を味わうことができました。ムサビでは建築学科以外の講義系だと関野先生の文化人類学、立花先生の映像記号論が好きでした。社会人になり、学生時代いろんなことにいっぱい挑戦して、多くの作品に触れて、その中で興味のあること、考え方など自分の核となるものを見つけ出していけたこと、様々な人に出会って友達をたくさんつくれたことがとてもうれしく思います。