岡山放送局

2009年1月15日 19時32分更新

災害時の応援協定結ぶ


岡山県の沿岸部で災害が起きたときに、現場となった自治体が水難救助の活動を行っている県内の団体に応援を要請できることを定めた協定が、15日岡山市で結ばれました。

協定は玉野海上保安部の呼びかけで、岡山市や笠岡市など県の沿岸部の7つの市と県内で水難救助の活動をしているボランティア団体の岡山県水難救済会が結んだものです。
15日は、岡山市で協定の調印式が行われ、7つの市の市長と救済会の代表が協定書に調印しました。

今回結ばれた協定では、沿岸部で大地震などの災害が起きて陸地の交通がマヒした場合、現場となった自治体が救済会に対して船を使ってけが人の搬送や生活物資の輸送を行うよう要請できることになっています。

沿岸部での災害の際は海上保安部の巡視艇なども出動しますが、救済会の船は小型のものが多く、巡視艇などが入れない浅瀬でも活動できるというメリットがあるということです。

笠岡市の高木直矢市長は、「笠岡市は離島の数が県内で最も多いので、今回の協定は災害の際に市民の安全を確保する上で役立つと思います」と話していました。