岡山放送局

2009年1月15日 19時32分更新

来年度予算案は”緊縮型”

岡山県の石井知事はこれから編成する県の来年度予算案について、一般会計の総額で今年度の当初予算よりおよそ300億円、率にして4%余り少なくなり、8年連続で前の年を下回る見通しであることを明らかにしました。
これは岡山県の石井知事が15日の定例記者会見で明らかにしたものです。
このなかで石井知事は、これから編成する県の来年度予算案は一般会計の総額で6550億円余りとなり、今年度の当初予算をおよそ300億円、率にして4.2%下回る見通しであることを明らかにしました。
県の当初予算案が前の年を下回る緊縮型となるのはこれで8年連続となります。
分野ごとにみますと、県が市町村などに出す補助金や公共事業以外の事業の費用が今年度よりあわせて17.1%少なくなっているほか、公共事業も13.8%今年度より少なくなるなど、社会保障関係の予算をのぞいて、ほぼすべての分野で今年度を下回る内容となっています。

これについて石井知事は、危機的な財政を建て直すため県が去年打ち出した財政再建案にもとづいて歳出の削減に努める内容になっていると説明しています。

県の来年度予算案は来月中旬までに固まる見通しです。