受験シーズンも、真っただ中ですが、17日には、いよいよ、センター試験が始まります。都城市の神社には、巨大な絵馬が奉納され、受験生の合格が祈願されました。学問の神様「菅原道真」を祭る、都城市姫城町の旭丘(ひのお)神社。15日は、たくさんの市民が集まりました。市民らは、毎日勉強に頑張っている市内の受験生を応援しようと、合格祈願にかけつけました。そして、神社に、縦55センチ、横105センチの2枚の巨大な絵馬が、奉納されました。絵馬には、市内のウエルネス交流プラザで追い込みをかける受験生92人が、志望校合格などの願いを書き込んでいます。15日は、市内各地から、「透(とおる)」さんや「稔(みのる)」さん、「加奈恵(かなえ)」さんといった縁起の良い名前の市民も参列し、受験生の合格を祈っていました。(祈願者・翻訳家の漆嶋稔さん)「いや、もう、絶対に実ります。願えば「実る」し、「叶う」し、「通り」ます。」祈りを込めた巨大な絵馬は、ウエルネス交流プラザに3月末まで掲げられ、受験生たちを励まし続けるということです。
道州制について考えるシンポジウムが、15日、宮崎市で開かれました。出席した東国原知事、道州制の導入について、自らのビジョンを語りました。(清藤記者リポート)「道州制の導入は、なぜ必要なのか。国民的議論を深めようと、今から内閣官房主催によるシンポジウムが開かれます」15日のシンポジウムには、市民や行政関係者など、500人あまりが参加。ゲストとして招かれた東国原知事と、政府の道州制ビジョン懇談会の江口克彦座長による対談では、知事が、道州制に関するビジョンを語りました。(東国原知事)「この国の衰退をどう食い止めるか。そのためには思い切った改革が必要。立法権(を持った)完全自治体を目指す」また、東国原知事は、道州制が実現した場合の九州の州都について、「熊本か延岡を考えている」と述べるなど、持論を展開しました。政府の道州制ビジョン懇談会は、「2018年までに道州制に完全移行すべきである」との中間報告をまとめていて、今後、道州制をめぐる議論は、ますます活発化しそうです。
景気後退に伴う雇用の悪化に対応しようと、延岡市は、15日、市独自の緊急対策を発表しました。延岡市によりますと、まず、雇用対策では、今年度の当初予算から3000万円を捻出して、「道路の維持・補修」や、「樹木のせん定」などを実施し、臨時雇用を計画しています。事業期間は、2月から2か月間の予定で、雇用の人数は調整中だということです。一方、経済対策については、3月までに発注する予定だった91件の公共事業、約8億6000万円分を前倒しすることなどが盛り込まれています。延岡市の雇用情勢を巡っては、旭化成グループが、派遣社員を50人程度削減することを決めたほか、去年11月の有効求人倍率も0.34倍と、県平均を大きく下回っています。延岡市では、「今回の対策が、市民の痛みを和らげる手立てになれば」と話しています。
宮崎市の廃棄物処理施設、エコクリーンプラザみやざきの破損問題で、外部調査委員会がまとめた最終報告書が、15日、県議会に説明されました。15日は、県議会の環境農林水産常任委員会が開かれ、県側が、外部調査委員会がまとめた、最終報告書の内容を説明しました。最終報告書では、施設破損の責任が、施設を管理する県環境整備公社や業者のほか、許可権者である宮崎市にも一定の責任があったと指摘しています。これに対し、議員からは、報告書の内容や施設の補修方法などについて、様々な意見が出されました。(坂口博美議員)「(報告書では)証言とか証拠がないから踏み込めなかったというけど、踏み込めなかった範囲を明示して、これからこれまでの範囲があるということにならないと、最終報告にならないのでは」(満行潤一議員)「県がリーダーシップをとって、今回の改修はやらないといけないのでは」「エコクリーンプラザみやざき」の施設の補修費用は、最低27億円あまりが必要とされており、今後、関係自治体の負担割合が焦点となります。
去年12月、宮崎市佐土原町の国道で、18歳の少年が、軽乗用車で、原付バイクをはねて逃走した事件で、宮崎地方検察庁は、15日、少年を、宮崎家庭裁判所に送致しました。送致されたのは、高鍋町に住む18歳の会社員です。調べによりますと、少年は、12月26日、宮崎市佐土原町の国道で、軽自動車を運転中、前を走っていた、原付バイクに衝突し、転倒させたまま逃走、運転していた58歳の男性を死亡させたものです。少年は、逮捕当時、「突然のことで気が動転して逃げた」と容疑を認めています。
機体の不具合により、宮崎発着便に欠航が相次ぎました。SNA、スカイネットアジア航空は、宮崎・羽田線の上下便2便と、熊本・羽田線の上下2便、合わせて4便が欠航しました。SNAによりますと、機体の点検で、翼のボルトの破損が見つかり、現在、部品の交換を行っているということです。また、JAC、日本エアコミューターの宮崎・大阪線の2便が、エンジンが動かなくトラブルで、欠航しました。
日南市では、15日、新春恒例の子供の声を聴く会が開かれ、市内の小中学生が、自分の夢や環境問題に熱弁をふるいました。子供たちは、原稿を見ずに、堂々と自分の意見を発表し、会場につめかけた保護者や教育関係者が、熱心に聞き入っていました。小学生の部で最優秀に選ばれた一人、細田小学校6年の川口皓平くんは、「負けるもんか」と題して、「心臓病をのりこえ、将来は、医者になって、たくさんの命を救いたい」と夢を語っていました。
県内有数の葉たばこの産地として知られる串間市で、15日、県内のトップを切って、種まきが行われました。15日は、種まきを前に、串間市のJAはまゆう育苗センターで式典が開かれ、串間葉たばこ生産振興会の西正和会長が、「天候不良のため、ここ数年は、収量が減っているが、今年こそ豊作を願いたい」とあいさつしました。このあと、参加者たちは、ビニールハウスに並べられた苗の箱に、葉たばこの種を蒔いていきました。日南、串間、北郷の県南2市1町では、47戸の農家が葉たばこを栽培していて、今年は、10アールあたり、去年より70キロ多い270キロの収量を見込んでいます。葉たばこの苗は、2月上旬、県南2市1町の生産農家に配られることになっていて、翌3月には畑に移されます。そして、5月に入ると、葉たばこの収穫が始まるということです。
都城地方に伝わるユニークな正月行事「かせだうり」が、14日夜、都城市でありました。かせだうりは、無病息災や五穀豊穣を願って、毎年1月14日に行われる都城地方の正月行事です。このうち、都城市下水流町では、地元壮年会のメンバー10人が、顔を黒く塗ったり、蓑をまとったりして、ユニークな「福の神」に変装し、民家を訪れました。福の神は、台所用品などを売り込みますが、口を開いてはいけないため、身振り手振りで交渉します。これに対し、家の人たちは、酒で福の神を酔わせ、値切ろうとします。そして商談が成立した後には、今年1年、田んぼの水が枯れないようにと、福の神に水がかけられました。この日、福の神は、約60件の家に、笑いと福を届けたということです。
書道教室で学んでいる人たちの作品展が、都城市で開かれています。この書道展は、日頃の練習の成果を発表してもらおうと、都城書道協会が開いているものです。会場の都城市立美術館には、書道教室に通う小学生から大人までの作品、約430点が展示されています。大賞を受賞した竹森真美さんの作品は、墨の濃淡を活かして、流れるように和歌を表現しています。この書道展は、都城市立美術館で、1月18日まで開かれています。