会津統合病院開院遅れ 病床数も削減

 福島県が2011年度に会津若松市で開院を目指していた会津統合病院(仮称)の開院が大幅に遅れ12年度後半になることが15日、分かった。付属病院化する県立医大と県の協議に時間がかかり、施設の実施設計策定が遅れた。同日の県議会政調会で県病院局が報告した。

 同病院は医大の付属病院化で診療機能のほかに研究、教育も新たな柱ととする。研究室や講義室を設けるため、病床数を当初予定の約300床から約230床に減らす。

 診療科目では、かかりつけ医の現代版「地域家庭医療」や総合内科、東洋医学、看護師や保健師が相談に乗る「看護専門外来」の新設を予定する。家庭医療や疫学の研究センターとしても整備する。診療と研究分野でのIT活用を目指し、会津大(会津若松市)との連携も進める方針だ。

 会津統合病院は、県立病院改革の一環で会津総合病院(会津若松市)と喜多方病院(喜多方市)を統合し開院する。医師確保の観点などから県は県立医大の付属病院化を打ち出し、県と医大は昨年10月に正式合意した。
2009年01月16日金曜日

福島

政治・行政



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