双葉厚生病院と大野病院を統合 福島福島県と県厚生農協連合会(厚生連)が、県立大野病院(大熊町)と双葉厚生病院(双葉町)の経営統合で合意したことが15日、分かった。医師不足が深刻化する中で、医師確保と診療科維持の観点から、昨年5月から統合も視野に連携を検討していた。統合後の運営主体は厚生連となる予定。施設は一つに統合せず、2病院を運営する方向で調整している。統合後の両病院の診療科目や病床数は未定。地元自治体などの意見を聞いた上で年度内に統合後の姿をまとめる。医師や看護師、職員の所属や待遇などをどうするかも課題となる。 両病院は福島県双葉地方の中核的な医療施設だが、ともに医師充足率が約7割と低迷し、大野病院は慢性的な赤字に陥っている。多くの診療科が重複していることも統合理由となった。
2009年01月16日金曜日
|