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2009/01/15

株式市場はヤクザだらけ

ヤクザマネー ヤクザマネー
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-07-01

東証が、上場廃止基準を年内に限って緩和するとかいう話が出ているようなんだが、時価総額が10億円というのを、6億円にするというんだがね。ところが、そういう株に限って、ヤクザマネーのオモチャになっているわけで、そういうのってどーなのよ? とぐっちーさんが噛みついているわけだ。株価が100円を切るような糞株なのに、わざわざ増資かけるとか、


それを何億も第3者割り当て増資で引き受けるやつがいる。この人は当然普通の人ではない。そこの乱高下を利用して儲けようとしていたり、場合によっては「どんがら取引」といって、自分で金を払い込んでおいて株を引き受けるのだが、様々な方法で振り込んだ資金をその企業から抜いてくるという手法を取る。株は持つわ金は戻ってくるわ、その上場企業はまさに「どんがら」となる。

7掛け、8掛けで買っておいて、その資金を使ってこういうビジネスに乗り出します、と大々的にネットで宣伝をして(ネットはただだからね)いわゆるデートレーダーが乗っかってきたところを売り逃げる、という手法が一般的。

万が一売り逃げられなければその株を利用して企業を乗っ取ることもできる。
一応上場企業ですからね。そこの名刺を使えば
裏稼業も表の仕事になる・・・。

こういうからくりの一端をNHKが特捜部監修の元、番組にして告発しようとしたわけですが、東証は逆にそういう怪しいビジネスを助けようとしているわけです。

東京アウトローズさんちとかアクセス・ジャーナルとか見ていると、そういう糞株のドンガラについてはよく出ているんだが、それはさておき。

東証の糞株といえば、むかしから有名なのが山水電気なわけです。現在、
株価が5円~6円。もっとも、この会社はむかしから安いわけだ。2001年にも5円という株価をつけた事があるし、高くなっても数十円。それで延々と会社が存続している。というか、そもそも現在、ほとんど売るモノがないという状況なんだがね。いちおうWikipediaで見てみると、

かつての音響機器メーカー名門。会社設立初期はトランスの生産・販売が主な事業内容であったが、後にオーディオ機器生産・販売へシフトした。ステレオアンプ技術に定評があり、オーディオブーム全盛の頃にはケンウッド(当時の社名はトリオ)・パイオニアと並びオーディオ御三家(俗にいう「サン・トリ・パイ」)と呼ばれており、特にアンプのサンスイとしてオーディオファンから親しまれていたが、オーディオブームの衰退、バブル崩壊後の景気低迷、デジタル化の波により経営が悪化、自社の製造拠点はなくなった。2007年現在は外部委託により、サンスイの音響製品は有償でメンテナンス(調整・修理)を受けることが出来る。

株マニアのネットでの評判は、というと、異口同音に「まだあったのか!」と答が返って来るんだが、会社そのものはまだあるわけです。残されたアンプの修理なんぞは、日本全国すべてをたった一人のメンテナンスマンが頑張ってるという話も聞いたんだが、おいらの古いヤツも直して貰おうか。で、アカイとともに香港資本に買われ、その傘下で再建を目指しているそうなんだが、年々、業務は縮小して行くばかりで、ちっとも再建の芽が出ない。ちなみに有価証券報告書によると、売上げは

平成15年度 8億5383万8千円
平成16年度 6億3010万8千円
平成17年度 3億5081万2千円
平成18年度 3億5780万1千円
平成19年度 2億7529万5千円

と、順調に減ってますw 減るのも当然で、とっくに工場は手放して生産拠点がないし、従業員が7人しかいないらしい。とんと「残務整理」という風情なんだが、それでも発行済み株式が13億6299万9999株もあり、時価総額が数十億円あるわけだ。まだまだ上場廃止には至らない数値なんだが、それというのもひと株あたりの純資産が6.59円もあるわけで、つうか、会社の純資産が89億8062万8千円もあるわけで、まぁ、妙な話です。つうか、かつてオーディオ・ブームというのがあって、ずいぶん儲かった時期もあったわけだ。Wikipediaによれば、

1972年1月1日、従業員の老後生活の安定を目的に山水電気厚生年金基金が設立された。基金は会社の経営状況と運用環境の悪化により2001年に解散することになったが、110億円にのぼる資産を受給中者と加入員に分配している。

というわけで、貯め込んだカネで生き永らえているという感じなんだが、そんな中、例の「椿弁護士」が絡んで、山水の株が親会社から流出して市場で勝手に売却された、なんていう事件も起きているわけだ。

山水電気側はハッキリと断定していないが、同社およびグランデ・グループのかつての顧問弁護士が失踪したためであることを暗に匂わせている。山水側は、この「かつての顧問弁護士」の実名を伏せているが、OHT株をめぐる株価操縦容疑で逮捕状が出ている椿康雄弁護士なのは明らかだろう。同弁護士は、山水株を大量に保有するグランデ・グループの「バリカン・インベストメンツ・コーポレーション」「ハイテック・プレシジョン・プロダクツ・リミテッド」(いずれも英領バージン諸島)の常任代理人だった。また、同弁護士は、山水電気の本社がある「ザ・グランデビル」(東京・渋谷)の買収にも関与するなど、同グループとは非常に親しい関係にあった。

東京アウトローズさんなんだが、事件の続報がないのでどうなったのか不明。まぁ、いずれにせよ、

失跡した椿康雄弁護士は、OHTが2年前に実施した第三者割当増資の際、その増資を引き受けたシンガポールの3つのファンドの代理人を務めていただけでなく、東証1部・山水電気が増資した時にも同様に代理人を務めていたという。さらに、同弁護士は2000年の赤井電機、02年のナカミチが民事再生手続きを申請した際の申請代理人も務めていた。赤井、ナカミチ、そして山水は、いずれも香港グランデ・グループ傘下だった。

というわけで、なんとなく「構図」が透けて見えるような気配がしないでもないような気がしないでもないようなアレなんだが、結局は「弁護士、公認会計士と看板つけたホリエモンのお仲間たちが全員集合してるような」という事に尽きるわけだ。なので、おいらは株はやりませんw

コメント

6811クオンツも酷いです。
整理銘柄ですが昨日3億株1円増資発表してます。

サイゼリヤは黒字無借金だったのがパリバの豪ドルスワップで
赤字出して借金出来てるのに悪材料出尽くしと三菱UFJが
格上げしてフィスコが太鼓持ちしてる感じです。

無配か減配でしょうしユーロのスワップも赤字が出そうです。
決算も悪いものをよく見えるように作ってあるので証券会社が
作って出させたりしているのかもしれません。そうならばインサイダーです。
こういう不良格付けもその内に問題にならないといけないと思います。

東証はケイマン諸島本社の変な中華企業を強引に上場させてたな。
お金のハイエナにかかれば温室育ちの東証連中は永遠に利用されっぱなしだな。

100円以下の株なんか、恐ろしくて普通の人は買わないよねw
あの腐ったアメリカでさえ、1ドル以下は上場廃止の対象だからねw

サンスイの思い出といえばやたら重くてでかい黒アンプ。
一時期「JBLをちゃんと鳴らせる唯一の国産アンプ」とか言われ
コストパフォーマンスの優等生みたいな製品でしたね。
それでも貧乏学生には高嶺の花でしたが。
諸行無常を感じます。

サンスイはMOS FETアンプで一世を風靡しましたね。
今はちんけなデジタルアンプが激安で作れるので商売にならないようですw
設計だけやって生産を委託するって言ってもねぇ…
7人しか居ないんだったら真空管アンプでも作ってネット通販すれば良いのにw

私が初めて買ったアンプも山水。一番安いのだけど。
ここの経営はバブルが崩壊する前から悪くて88年頃には債務超過だった気が。10何円とかいう株価もそのあたりからで、何で存続してるのか謎。
アカイも同時期にはダメになってて、三菱電機の支援を受けてA&Dというブランドになってたな。今は知らん。

そのグループは、山水、赤井のブランド使って、中国その他でやり放題でっせ~(数年前の話ですが)。
ショールーム行くとわかります。はい。

>株マニアのネットでの評判は、というと、異口同音に「まだあったのか!」と答が返って来るんだが、

え?普通は「ああ、昔は仕手化することもあったボロ株ね」かと思ってました。

アカイと言えば音楽制作用機器で有名だったんでそのイメージがあったんだけど、数年前からアメリカで安っぽいプラズマのテレビとか売り出したんで何があったのかと思ったらそういうことだったんですね。納得。
サンスイとナカミチも・・・時の流れを感じるね。

サンスイですか。懐かしいですね。
私にとっても、ステレオとかサンスイなんてのは高嶺の花。
フェアメイトのラジカセでしたぜ。

ネット証券の貸株サービス。
あれば個人殺しサービスですよ。

新興不動産銘柄などを安いと思わせて買わせ、裏でどんどん売っていく。最後は個人が矢折れて撤退するんだがそこでやくざ業者が買い戻し。倒産劇以上に見苦しい。法規制は貸株サービスまでやらないと。


さらに、最近CFDとかをさかんに宣伝していますが、米国でも個人には原則やらせない危険なプロ向け証券。
BRICs煽りで馬脚を現した広瀬某が楽天その他でそそのかしに回っています。http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/

広瀬某は米国保有BRICs株を日本人に買わせるCIA要員かと思えるぐらい下落後まで煽り、自らの評判を犠牲にして「日本人個人と自爆」的な活動をした人物です。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550

CFDは金融業者に開示義務はない。
ならば、強制ロスカットまで一瞬上げ下げすればよい。
また煽り屋が仕込んで、「今から買い出勤」とやれば株価操作が株を売買しないでできます。

日本では業者はペテンをやってもよいという法律は変えないといけません。

80歳になり、人生余白の計算違いで困惑しながら生きていますが毎日拝見しています。音響に関心を持った時、(以来数百万の機材購入)サンスイは憧れのブランドでした。
それが、いま・・・・・・・長生きしが幸いとは限らないとの思いで拝見いたしました。

プリメインアンプ SANSUI AU-α607XR
CDプレイヤー KENWOOD DP-7060
スピーカー BOSE121
ケーブル類はaudio-technicaのPCOCCのヤツ
(すべて1995年購入…震災でオーディオが全滅したので買い換えました)
だだいま これで初音ミクの「melody…」聴いてたりします。

SANSUIのメンテは1人!?
感謝の言葉もございません。

そもそも、赤井も山水も、親会社に「運転資金」のかたとして、ブランド権そのものを5億円程度で巻き上げられてしまっているんですが。中国本土で「AKAI」「SANSUI」ブランドの家電があるのは、そのせいwww

山水か……。
最近、家の907MRの調子が悪いんで修理に出すかどうか迷い中。
ネットで修理を調べていると、正規の修理の評判は宜しくないようです。
で、元社員で設計担当だった方が修理会社(ア○ア)を
自分でやっているので、そこはどうかと評判を調べたら、
ここも賛否あるらしい……。
またある人のブログでは、関西の正規の修理委託会社がいいらしいです。
ただし、そこの会社に直でお願いしないと、やってもらえないそうですが。
(必ずその会社で修理されるとは限らないので)
なんて会社だったかは失念しました。

「株式市場はヤクザだらけ」 → 「隣人はクズだらけ」


早く破綻してIMF管理下に入れよ、糞チョンが!

『韓国国会、日本に対馬返還要求』

→ http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1209159.html

http://papagon.main.jp/sansui/sansui.html

【 もうひとつの山水電気 】~誰も知らなかった山水電気~

・・・山水電気「埼玉事業所」の特徴ある概観は、微かであるが記憶がある。しかし高価なメーカーでしたねぇ。 

我家にもジャンクで買って、自分でレストアしたB-2102MOSと
か、AU-707とか、最後の607であるAU-α607MOS Limted と
かが、あったりします(^^
昔からSANSUIのファンでしたが、最近は某社のデジタルアン
プに負けてしまって、すっかり休眠状態ですゎ(涙

ボックス相場が続くこの頃ですが、1月20日前後にいったん底値が来るのかどうなのか。
素人でも勝てば893の分け前を頂くという事で、宜しいのではないかと思います。
はっきり言って世間はそんなに甘くないよね。

ナカミチより奥の細道でございます。

《経済》

ダメリカの住宅は、既に54件に1件の割合で、差し押さえがされています。(UKロイター)

http://uk.reuters.com/article/burningIssues/idUKTRE50E1KV20090115

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