伊那消防組合の意見発表会が十四日、伊那市役所であり、同組合管内の四消防署員が経験談や提案などを述べた。
職員同士が情報を共有し、改善につなげようと毎年開いている。伊那、高遠、箕輪、辰野の各消防署から七人が出場。地域のつながりを災害対応に役立てる工夫や親子救急講習の開催、防火につながるようなきめ細かい出火原因の広報などを呼び掛けた。
同組合議会の佐藤八十一議長らによる審査の結果、現場の救急救命士ができる行為の拡大を力強く訴えた箕輪消防署の内堀佑樹さん(23)が最優秀賞に輝き、県大会への出場を決めた。優秀賞には原道夫さん(伊那)と渋谷吏さん(高遠)が選ばれた。
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