都会の真ん中で元派遣社員の男性が餓死です。大阪市内のマンションで49歳の男性が死んでいるのが見つかりました。男性は1年前に解雇され、この3か月間、家賃も滞納していたということです。
14日午前10時頃、大阪市住吉区苅田のマンションの一室で、この部屋に住む49歳の男性がベッドの上に仰向けで死んでいるのを、管理会社の社員が見つけました。
男性は死後およそ1か月が経っていて、詳しく調べた結果、胃の中には何も入っておらず、死因は餓死と見られています。
「少なくとも冷蔵庫の中には何もなかった。本当にきれいに何もなかったです」(男性を発見したマンション管理会社の社員)
関係者などによりますと、男性は派遣社員として銀行などで働いていましたが、去年1月に解雇されてからは定職に就いていなかったと見られています。
「派遣だと分かっていたから、ある程度厳しかったとは思う」(男性を発見したマンション管理会社の社員)
3か月間滞納していた家賃は月3万9000円。近所の人も最後に見かけたのはいつだったのか思い出せないと話しています。(18日18:05)