高窪統教授が刺殺されたトイレ付近(写真奥)に駆けつけた捜査員と大学職員ら=14日午前10時30分すぎ、学生提供
一つの校門から下校するため、警察官らの誘導で列をつくる中央大理工学部の学生ら=14日午後0時57分、東京都文京区、小林裕幸撮影
男性が刺された中央大後楽園キャンパス=14日午前11時52分、東京都文京区、本社ヘリから、筋野健太撮影
大学の門には授業を休講にする「お知らせ」が掲示され、チェックを済ませた学生らが下校した=14日午後0時22分、東京都文京区の中央大理工学部、小林裕幸撮影
東京都文京区の中央大学後楽園キャンパス校舎内のトイレで14日、理工学部電気電子情報通信工学科教授の高窪統(はじめ)さん(45)が刺殺された事件で、事件直後に目撃された30代とみられる不審な男は、黒いコートに黒いニット帽をかぶり、眼鏡をかけていたことが分かった。警視庁が明らかにした。高窪教授は胸や腹、背中などに多数の刺し傷や切り傷があったことも判明。同庁は、犯人が強い殺意を持ち、短時間に執拗(しつよう)に刺したとみて調べている。
富坂署捜査本部によると、高窪教授は午前10時ごろ、1号館1階の守衛室に研究室の鍵を取りに来たという。同10時半ごろ、1号館4階のトイレ入り口近くの小便器の前で、血を流してうつぶせに倒れているところを男子留学生が発見した。留学生はこの直前、トイレの方向からやって来た不審な男とすれ違った。
同キャンパスの正門から西に約250メートルのコンビニエンスストアの防犯カメラには、留学生の目撃と同様、黒っぽい服装をした男が、大学方向から歩道を通過していく姿が映っていた。
検視の結果、死因は多数回刺されたことによる失血死の疑いという。先のとがった片刃の刃物で刺されたとみられる。両手には、身を守ろうとした際に出来たとみられる複数の傷もあった。両手で防御する中、前と後ろから繰り返し刺されたとみている。
正門から東に300メートル近くの東京メトロ後楽園駅1階の男子トイレの個室では、便器近くに微量の血痕が見つかった。関連を調べている。