 このページでは、Windows Server 2003 R2 で改訂されたライセンスの変更点、仮想化テクノロジを利用する際のメリットなどをご紹介します。 ライセンスの改訂でさらに便利になった Windows Server 2003 R2Windows Server 2003 R2 は、従来の Windows Server 2003 の使用権を変更し、ビジネス ニーズの変化に即応できる、柔軟なライセンス体系に改訂されています。Windows Server 2003 R2 のライセンスは、特に、システム運用の効率化などで注目されている仮想化テクノロジを考慮した柔軟なライセンス体系となっています。
改訂ポイント @
実行中のインスタンス数分のライセンスが必要
従来の Windows Server 2003 までは、サーバーにインストールした製品数分のライセンスを購入する必要がありましたが、Windows Server 2003 R2 では、サーバー上で「実行する」インスタンス数分のライセンスのみが必要になります。 
改訂のポイント A
必要なだけインスタンスの作成と保存が可能
従来の Windows Server 2003 までは、1 ライセンスにつき 1 つのインスタンスしかインストールが許可されなかったため、インスタンスのコピーを 1 つ追加するごとに個別にライセンスが必要でした。Windows Server 2003 R2 の使用権では、同時に任意の数のインスタンスを作成し、任意のサーバーまたはストレージに保存できる柔軟なライセンス体系になりました。また、ライセンスが許可された任意のサーバーから保存したインスタンスを実行できます。 
改訂のポイント B
32 ビットと 64 ビットの柔軟な使用が可能
従来の Windows Server 2003 までは、64 ビット版ライセンスと 32 ビット版ライセンスの双方向の移行は許可されませんでした。Windows Server 2003 R2 では、バージョンとエディションが同一であれば、異なるプラットフォーム版の製品を使用することが可能です。たとえば、Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition の代わりに Windows Server 2003 R2, Standard Edition を実行することができるため、仮想マシン上で 32 ビット版に対応するレガシ アプリケーションをサポートできるようになります。 
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仮想化テクノロジを利用するなら、Enterprise Edition と Datacenter Edition がおすすめWindows Server 2003 R2, Enterprise Edition、および Windows Server 2003 R2, Datacenter Edition は、仮想化テクノロジの利用コストを大幅に削減するお得なライセンス体系を提供します。Enterprise Edition と Datacenter Edition のライセンス メリットは、x86 (32 ビット) および x64 (64 ビット) のどちらをホスト OS として利用する場合でも適用されると共に、Virtual Server 2005 R2 およびサードパーティ製の仮想化テクノロジを利用する場合にも適用されます。 仮想インスタンスを無償で利用できるお得なライセンスWindows Server 2003 R2, Enterprise Edition では、物理サーバーのライセンスを 1 つ購入すれば、最大 4 つの仮想インスタンスを追加コストなしで実行することができます。同様に、Datacenter Edition では、必要なプロセッサ ライセンスを購入することで、無制限の仮想インスタンスを実行できます。 
現在使用中の OS を仮想インスタンスで実行可能Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition や Datacenter Edition の代わりに、お客様が使用している OS を仮想インスタンスで実行することが可能です。たとえば、Datacenter Edition のライセンスを購入した場合、仮想テクノロジ上で Enterprise Edition や Standard Edition などの下位エディションを実行したり、Windows 2000 Server や Windows NT Server 4.0 などの以前の OS を無制限に実行することが可能です。同様に、Enterprise Edition の場合、最大 4 つの仮想インスタンスとして下位エディションや以前の OS を同時に実行できます。 
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