民事再生手続き中の地場不動産会社・丸美(福岡市)が、運営する会員制ホテル「ロマネスクリゾート」の3ホテルを、韓国のホテル運営会社に売却することで基本合意に達したことが14日、分かった。賃貸管理事業は、名古屋市に本社を置く信用保証会社の「オーロラ」に譲渡する。
丸美の代理人弁護士が、福岡地裁に提出した資料などによると、韓国のリゾート運営会社「イアン」が、鹿児島県霧島市、熊本市、大分県由布市のロマネスクリゾート3軒を、金融機関が設定している担保権の消滅を条件に、計6億円で引き受けることで基本合意。約3000人いる同ホテルの会員権事業の「のれん代」(営業権)として丸美側に7億5000万円を支払う。会員には1口200万円の預託金は一部しか弁済されないが、ホテル利用に便宜を図るとしている。
また、約3200戸の賃貸マンション管理事業については、オーロラに2000万円で譲渡する。オーロラは、新会社を設立して、地元建設会社の賃貸管理部門の協力を得ながら、管理を継続する。新会社には丸美の従業員十数人を再雇用する。オーロラは、丸美が運転資金に流用した賃貸物件の敷金の6割を補償する意向を示している。
=2009/01/15付 西日本新聞朝刊=