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Macでe-Taxを利用した確定申告をした時のメモ このエントリーを含むはてなブックマーク BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

大井宏友です。今年も確定申告の季節になりました。昨年このブログでe-taxの体験記事を公開していますが、 そのなかではMacは使えないと紹介しています。実は昨年からMacOS X 10.4 Tigerに対応していたようなのですが、今年 (平成20年分の確定申告)では10.4 Tigerに加えて10.5 Leopardにも対応しているようです。

今回はMacOSX 10.5 Leopardでe-taxを利用した確定申告のTipsを紹介します。 基本的な流れは昨年の記事と同一ですので、 ここではMacに特化したはまりどころを紹介します。

e-Taxのページはここだ!

僕がMacでのe-Taxの情報を検索していてはまったのが、ページによってMacには対応していないと書いてあったり、 オフィシャルのサイトでもばらばらな情報が見つかってしまうことでした。古いページがまだ公開されているため、今も混乱してしまうのですが、 同じ混乱をしないよう、正しいページと見ちゃいけないページを紹介します。

e-taxを利用した確定申告のページはここ!

「確定申告書等作成コーナー」(http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/index.htm

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ここの「e-Taxをご利用になる場合の準備等」(http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/jyunbi.htm

ここは見ちゃダメ

「e-Taxで確定申告」(http://www.nta.go.jp/e-tax/

ng_e-tax_desc

情報が平成19年版のため若干古く、Macの情報もあまりまとまっていません。

Macでの準備

推奨環境

【OS】

  • Mac OS 10.4
  • Mac OS 10.5

【ブラウザ】

  • Safari 3.1.2

試した限り、最新のSafari3.2.1でも大丈夫そうです。

【PDF閲覧ソフト】

  • Adobe Reader8
  • Adobe Reader9
ICカードリーダ

reader Macに対応しているカードリーダーは結構少なくて、こちらにある対応表によると3機種のみです。 私は一番安価で手に入りやすそうだったSCR3310-NTTComを購入しました。 このリーダーは非接触型カードには使えませんので注意してください。

マニュアルに書かれてないTIPS

カードリーダーのドライバインストール

基本的には、インストーラ、マニュアルに従って作業すれば問題ない(初代MacBook Airで確認)のですが、MacBook (late 2008のUniBodyモデル)ではインストーラがカードリーダをうまく認識しないという問題が起きました。 この場合は以下の手順で、インストーラを使わずにドライバをインストールできます。

  1. CD-ROMまたは、ダウンロードしたドライバを開き、「ドライバソフトのインストール」を「control」 キーを押しながらクリックして、 表示されたメニューより「パッケージの内容を表示」し、「Contents」、「Resources」 を順に開く。
  2. 「SCR3310_NTTCom_Reader.bundle(SCR3310のドライバ)」を以下のフォルダにコピー。
    • Finderのメニューより、「移動」→「フォルダへ移動」を順にクリックし、 /usr/libexec/SmartCardServices/drivers/を入力して、フォルダを開き、 このフォルダに上記ファイルをコピー。
ルート証明書のインストール

Mac_e-tax 右のようなページからルート証明書をダウンロードし、 中に含まれるPDFに従ってインストールすればいいのですが、どうやらMacOSX10.5 Leopardには 「X509Anchors」キーチェーンが初めは存在していないようです。 もし存在しない場合はルート証明書のインストールの前に以下の手順で「X509Anchors」キーチェーンを追加しておきます。

  1. 「アプリケーション」フォルダ>「ユーティリティ」フォルダ>「キーチェーンアクセス」をダブルクリックして起動する。
  2. 「ファイル」メニュー>「新規キーチェーン」を選択。
  3. 表示される画面で、名前「X509Anchors」を入力。
    add_keychain
  4. 次の画面で、好きなパスワードをつける。
  5. キーチェーンアクセスのウィンドウの左上「キーチェーン」の一覧に「X509Anchors」が追加されればOK。
    keychain  
こんな画面が表示されたら

カードリーダを接続し住基カードを差し込んだ状態で、Safariを使ったり確定申告書を作成していると、 次のような画面が表示されることがあります。

jpki

この画面はSafariが住基カードの認証をしようとして表示しているもののようです。なので、入れるべきパスワードは 「公的個人認証サービス」のパスワードになります。住基カードに電子証明書を入れた時に登録したパスワードです。覚えてますか?? (僕は忘れて再発行しに役所に行く羽目になりました。)パスワードを5回間違って入力すると確かパスワードロックがかかってしまいますので、 この画面が出たらあわてずに正しいパスワードを入力しましょう。

最後に、全体の流れは昨年の記事と同一ですので、 その記事を再度紹介して終わりにします。では、みなさま、楽しいe-Taxを。

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