愛知県警春日井署は4日、同県警天白署地域課の男性巡査(28)が、春日井市内で酒気帯び運転をし、事故を起こしたと発表した。春日井署は「逃走のおそれがない」として、巡査を逮捕せず、取り調べをしているという。
春日井署によると、巡査は3日午後10時過ぎから、同市内の居酒屋で中学時代の友人12人と飲酒。その後、同店の送迎バスで近くのコンビニエンスストアへ向かった。そこから、同席していた友人(27)の乗用車を巡査が運転して別の友人宅へ行き、再び飲酒した。巡査自身は、居酒屋と合わせ、ビールコップ1杯、焼酎をロックで4杯程度を飲んだという。
その後、巡査は別のコンビニに買い物に行くため、友人の車を運転。コンビニの駐車場で車を入れ直そうと後退させたところ、右前バンパーが、隣に止めていた東海市在住の会社員(40)の乗用車の助手席ドアとぶつかったという。
巡査から酒のにおいがしたため、春日井署員が飲酒検知をしたところ、呼気からアルコール分が道路交通法違反の酒気帯び運転の基準(呼気1リットル中0.15ミリグラム以上)を超える0.35ミリグラムが検知された。
天白署の井上正之・副署長は「警察官にあるまじき行為で、誠に申し訳ありません。今後は部下職員の指導監督を徹底し、再発防止に万全を期して参ります」とのコメントを出した。