岡山放送局

2009年1月14日 21時5分更新

広域ごみ処理 美作市議会否決

津山市や美作市など県北東部の7つの市町村がごみ処理を行うための広域事務組合を設立する計画について美作市議会は14日「設立に伴う負担金の分担の割合が適正ではない」などとして事務組合の設立に参加するための議案を否決しました。

津山市や美作市など県北東部の7つの市町村ではごみ処理を行うための広域事務組合を設立し、津山市に新たなごみ処理施設を建設する計画を進めてきました。

この計画をめぐって美作市議会は14日臨時市議会を開き、事務組合の設立に参加するための議案について採決した結果、全会一致で議案は否決されました。
これについて議員の1人は「事務組合を設立するための費用について市町村の負担の割合が適正ではなく賛成できない」と話しています。
臨時市議会のあと美作市の安藤美孝副市長は記者会見を開き、「ごみ処理場の建設は、美作市にとっても緊急かつ重要な案件なので、市民にとってどちらがメリットがあるか議会とも十分協議して早急に方向性を見出したい」などと話しました。

また、事務組合の設立の計画を中心になって進めてきた津山市の桑山博之市長は「美作市議会での否決は、計画からの脱退の意思表示と受け止めており、今後、残り6市町村で計画を進めていきたい」と話しています。