東芝、上下面の温度差利用し発電する耐熱熱電モジュール
東芝は、上面と下面の温度差により発電する熱電モジュールを開発した。このモジュールは、同社調査で、3月29日現在、世界最高の耐熱性と発電能力を持つ。
開発品は、市販の発電モジュールに比べ、約2倍の温度である500度の環境で使用することが可能で、そのため従来品では難しかった自動車や工場などの高温の廃熱を利用することができるという。最大出力密度は市販品の約3倍の1W/平方センチメートルと高く、省スペース対応。大きさ14.4平方センチメートルのモジュール1個で15Wの発電ができる。さらに、複数利用により、大型システムの構築も可能。
発電モジュールは、熱を電気に変換する原理を利用して発電する半導体(熱電変換素子)を使用している。熱電変換素子の上面と下面に温度差が生じると、それぞれがプラス極とマイナス極になり、この電位差で発電する。駆動部がないため、静かで故障が少ないというメリットがある。しかし、これまでは耐熱性が低く300度以上では使用できなかったため、発電デバイスとして実用化されていたなかった。
同社では、04年7月から開発品を「GIGA TOPAZ」として国内向けにサンプル出荷する予定。05年度からの量産化を目指し、開発を進める考え。(日経エコロジー、EMF)
■関連情報
・東芝のWebサイト http://www.toshiba.co.jp/
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