東芝の業績が悪化している。2009年3月期の連結営業損益(米国会計基準)は2000億円規模の赤字(前期は2380億円の黒字)になる可能性が高い。従来予想は1500億円の黒字だった。メモリー市況の悪化などで主力の半導体部門が2000億円を超える赤字になる。半導体部門は抜本的な収益改善策を余儀なくされそうだ。
東芝が営業赤字になるのは、IT(情報技術)不況で半導体部門が大幅な赤字になった2002年3月期以来、7期ぶりになる。7兆7000億円を見込んでいた売上高も数千億円単位で下振れしそうだ。
(16:00)