自民党に離党届を提出した渡辺喜美元行政改革担当相に対して、各閣僚は不快感や疑念を示した。金子一義国土交通相は「本当にけしからん男だ。彼とは二度と仕事はできない。親しかっただけに、もの凄く怒りを感じる」と批判。「選挙で自民党が負けると思ったので辞める（離党する）のだろう」との見方を示した。河村建夫官房長官は「個々の判断であり、大きな影響があるとは考えていない」と強調。塩谷立文部科学相は「影響が広がらないよう期待している」と述べた。自身も離党経験がある鳩山邦夫総務相は「かつては仲間と連絡を取り合って離党したものだが、ちょっと形が違う。夢のないわびしい離党だ」と突き放した。

[ 2009年01月14日 ]