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診療単価上げ収入増 11年度黒字化目指す 安来市立病院 '09/1/14

 ▽島根県内トップ切り改革プラン

 島根県内の公立病院は、本年度内に経営を改善する改革プラン策定を進めている。トップを切って、安来市が赤字経営が続く市立病院(百九十九床)の改革プランを作った。同プランは診療単価向上で収入増を図り、二〇一一年度の黒字化を目指すとしている。

 県内には、市町や一部事務組合運営の十一病院と県立の二病院があり、すべてが赤字決算(〇七年度)となっている。全国的にも公立病院の経営状況が悪いことから、総務省は〇七年末に「公立病院改革ガイドライン」をまとめ、経営効率化、経営形態の見直しなどを例示し、病院ごとの改革プラン策定を求めている。

 安来市立病院も〇一年度から七年連続の赤字で、〇七年度の赤字は二億六百万円。累積赤字は計十一億九百万円に上っている。

 同市がまとめた改革プランによると、一一年度に達成すべき目標として、一般病床入院患者の平均診療単価を三万二千円(〇七年度約二万九千六百円)に引き上げることなどを掲げた。クリティカルパス(治療計画)を活用し、質の高い医療を提供することなどで可能としている。

 人件費削減策として昇給見直しも検討したものの、人材確保の観点などから見送った。〇六年度から実施中の給与3%カットは継続する。二次救急を主体とした急性期医療提供体制の充実など、地域基幹病院として果たすべき役割を明確化し、開業医との連携強化も盛り込んでいる。

 ほかの県内の公立病院もそれぞれ改革推進委などをつくり、プラン策定を急いでいる。(金山努)

【写真説明】安来市が改革プランを策定した市立病院




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