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BROS ProductONE

2005年6月に念願の大型二輪免許を取得したのを機に購入しました。
当初はVTR1000Fを購入するつもりだったのですが、通勤途中で見かけるVTR1000Fは車体が大き過ぎて通勤時の渋滞路を走るのは辛そうだったので断念。
他のバイクを物色したのですが、ずっとホンダのV型エンジン搭載車両を乗り継いできた私には他に魅力的なものがなく色々迷った結果、このバイクを選びました。

このバイクを選んだ理由ですが、15年ほど前に400cc版に2年ほど乗っていて、パワーは物足りなかったけれど乗り易く、この独得のフォルムも好きだったからです。
650ccならパワー不足はないだろうと決断し行きつけのバイクショップの社長に探してもらうこと一ヶ月……
「U型は見つからないけど、初期型なら外観は年式相応だけどエンジンの調子の良いのが一桁であるよ。」との返事で決心し、注文しました。安く買えた分を外観を直すのに使えば済むことですので。

このBROSはエキパイ&マフラーが欠品している状態でした。前オーナーが社外マフラーに変えた時に無くしてしまったようです。マフラーが無ければ乗れませんので取り合えず車検の通るマフラーをオークションで探したところ、外観はあまり綺麗ではありませんがそれほど高くないモリワキの「ツアラータイプ」を見つけたので購入し、磨き&塗装を施し取り付けました。

さて、購入したものの10年以上前に生産中止になったモデルでアフターパーツの新品などはほとんどありません。
また純正部品もメーカー在庫無しのものが多く新品が手に入らないので、オークションなどで中古のパーツを探し、粉を吹いているアルミパーツを磨き、塗装が落ちているところはタッチアップなどをして補修をしました。
また薄汚れていたホイールは自家塗装をして「金を掛けずに手間を掛ける」をコンセプトにここまで仕上げました。
唯一オークションでも新品の半値以上になってしまうオーリンズのリアサスは新品を奢ってしまいましたが。

乗り味ですが、パワーではなくトルクで走る感じで特に低回転域からではアクセルを開けた瞬間に身震いさせながら凄まじい加速を始めます。開発者の一人が「650はジャジャ馬、逸脱しかかっている」と言われていたのも何となく頷けます。
高回転域ではそのままスピードが乗っていく感じであまり面白みがありません。2500〜7000くらいが一番美味しい回転域です。回し過ぎずに最大トルクの90%を維持する3000〜7000のトルクゾーンを上手く使って走るのがコツです。
インラインフォーの加速はパワーで車体を引っ張る感じですが、これはトルクで車体を押し出す感覚です。
スピード感は無いのに何時の間にか凄いスピードになっているのでスピードメーターから目が離せません。

 

納車直後の写真。納車前にハイプハンドル仕様にしています。
マフラーは車検対応のモリワキのツアラータイプを装着しています。

こちらが現在の状態。ノーマルよりリアを持ち上げています。
マルチリフレクターヘッドライトと合わせて今風のバイクに見える?

 
アルミツインチューブ&プロアームのシャーシを持つネイキッドバイクは後にも先にもこのブロスのみ。
特に650は当時の免許制度もあり販売台数がそれほど多くなかったので、人気の有る無しを別にしても今では希少なバイクではないでしょうか。

改造箇所は次のとおりです。

●エンジン
・カーボンサイレンサー ステンフルエキゾースト(メーカー不明)
 他に車検用の「モリワキ ツアラー」を所有

●車体
・ハンドルポスト(YAMAHAビラーゴ用)
・ハンドルクランプ(HRC TLR用)
・PLOT アルミロードバーType-1 BLUE
・POSH NASAタイプバーエンド RED
・トップブリッジ鏡面仕上げ
・マルチリフレクターヘッドライト(社外品)
・メーターバイザー(社外品)
・DAYTONAフロントフォークスタビライザー

・フロントブレーキメッシュホース
・カーボンフロントフェンダー(VTR250用)
・2型用フロントホイール(リム幅2.5→3.5インチ)
・オーリンズ リアサスペンション
・コワース アルミリアスプロケット(44T)

タイヤの外径が小さくなったのとスプロケットの変更により発進が少し楽になりました。BROS-P1は1速が2.571とクロスミッション搭載車並みなので、いくら低速トルクがあるとは言え渋滞路のノロノロ走行では少々辛いのです。

前後ホイールはシャンパンメタリック(トヨタ エスティマ/ファンカーゴ用)で塗装した上にウレタンクリア塗装を施してあります。

またタイヤはフロントを120/60R-17、リアを160/60R-17のラジアルに換えてあります。05モデルのCB400スーパーフォアと同サイズです。
リアタイヤサイズの変更により外径が小さくなりリアが下がってしまったのでオーリンズサスの車高調整機能とフロントフォークの突き出し量変更で車高とキャスター角度を調整しています。
現在はノーマルよりキャスターが少々起きた状態にしています。
多少ハンドリングが軽くなった印象があります。

2型用リアホイールも持っているのですが、1型用でないとブロスらしくないですし、18インチではタイヤも限定されるのでまだ使っていません。

メータ&ハンドル廻り。
トップブリッジは磨きを入れて鏡面仕上げになっています。
ハンドルポストが後方寄りに付いていますが、これはフロントフォークの突き出し量が多いのでハンドルと干渉してしまうのを避けるためです。
そのうちにフロントフォークのインナーチューブを短いものに換えて突き出し量を減らしパンドルポストをセンターに持ってきたいと思っています。

アクセル、クラッチ、チョークの各ワイヤーは純正アップハンドル仕様のものを使用しています。





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