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交通事故死者数:昨年41人減の213人、全国唯一9年連続減 高齢者2割減 /千葉

 県内の昨年1年間の交通事故による死亡者数は213人で、前年より41人減った。県警のまとめでは、全国で唯一の9年連続減少。65歳以上の高齢者の死亡者数が約2割減り、高速道路での死亡事故が激減したことも奏功した。

 県警交通企画課によると、都道府県別の死亡者数では、愛知276人▽埼玉232人▽北海道228人▽東京218人に次ぐ5番目となり、前年のワースト4から改善。交通事故の発生総数も2万7585件にとどまり、前年を3576件下回った。

 高齢者の死亡者数は07年の112人から83人に減った。同課は「警察と関係機関が高齢者10万人の自宅を訪問し、啓発活動をした効果もあるのでは」と分析する。また07年に13件あった高速道路上の死亡事故が、08年は1件にとどまった。

 地域別では、東葛地域が8人増の40人となった一方で、木更津以南の南房総地域では23人にとどまり、前年比でほぼ半減した。

 しかし、依然として死亡事故の原因となった違反者の過半数はシートベルトを着用しておらず、非着用率は07年に比べ上昇した。

 県警はシートベルト着用を積極的に呼びかけており、今年は前年よりさらに少ない205人を目標に掲げ、啓発活動に取り組んでいる。交通企画課の担当者は「昨年は飲酒が原因とみられる死亡事故が17件あった。今年はこれをゼロにしたい」と話している。【寺田剛】

毎日新聞 2009年1月14日 地方版

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