事件・事故 : 6府県で1800万円詐欺 還付金詐欺の実行犯2人を再逮捕 名張署など
投稿者: 編集部 投稿日時: 2009-1-13 17:21:35
名張署と三重県警捜査二課は1月13日、市役所職員を装った還付金詐欺事件の実行犯として、神戸市兵庫区西橘通2丁目、無職、本多健被告(27)と同市灘区原田通3丁目、無職、木脇周被告(25)=ともに詐欺未遂容疑で逮捕、起訴済み=を窃盗と詐欺の疑いで再逮捕した。2人は昨年1月から8月までの間に兵庫、大阪、奈良など6府県で未遂も含め同様の事件を30件以上起こしていたことが判明し、被害者は70、80代の女性で、そのほとんどが一人暮らし。被害総額は約1800万円に上るという。
調べによると、本多容疑者と木脇容疑者は昨年7月4日、大阪府羽曳野市の無職女性(79)方を訪問。市役所職員をかたり、「年金が多くもらえるようになるので、代わりに手続きをします」と説明し、キャッシュカードをだまし取って暗証番号を聞き出したうえ、近くの銀行のATMから被害女性の預金200万円を引き出した疑い。
女性は、キャッシュカードを預けた本多容疑者が戻らず、市役所に確認したところ、実在しない人物だったため被害届を提出。女性方に残されたメモ用紙から検出された本多容疑者の指紋と、銀行の防犯カメラの映像が決め手となった。
調べに対し、本多容疑者は容疑を否認、木脇容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。2人は昨年8月、兵庫県内で同様の詐欺事件を起こしたとして兵庫県警に、11月には名張市内で発生した2件の詐欺未遂事件で名張署に逮捕されていた。