大田区仲六郷2で11~12日に連続5件の不審火があった。4日にもぼやがあり、計6件はいずれも半径約50メートル以内の火の気のない場所で起きた。蒲田署は連続放火事件とみて捜査を始めた。
蒲田署や東京消防庁によると、4日午前2時45分ごろ、同区仲六郷2の居酒屋の前に置いてあったビールケースや外壁などが焼けるぼやがあった。11日午後11時55分ごろには近くの店舗兼住宅の外壁が焼け、12日午後11時50分ごろまでの間に▽整形外科医院のリハビリ室約30平方メートル▽アパートの外壁▽米穀店の前に積まれた新聞紙の束--などが焼けた。アパート外壁が焼けた不審火では女性(49)が軽傷を負った。
蒲田署によると、焼けた新聞紙の束から油の反応があり、放火の可能性が高いとみている。【佐々木洋】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年1月14日 地方版