2009年1月13日 19時26分更新
景気が急激に悪化する中、岡山市は経済対策の一環としておよそ9億円の補正予算案をまとめ、今月の臨時市議会に提案することになりました。
これは、岡山市の高谷市長が13日の定例記者会見で明らかにしたものです。
それによりますと、今回の補正予算案は景気が急激に悪化する中、地域経済を活性化するのが目的で、来年度行われる予定の公共事業のうち、およそ9億3900万円分の事業を前倒して盛り込んでいます。
このうち小・中学校の校舎や体育館の耐震診断や耐震化の改修工事などの事業に5億5800万円あまり、幹線道路につながる生活道路を整備する事業に2億9500万円などが計上されています。
このほか、市営住宅に火災警報器を設置する費用や、岡山市の沖にある犬島の港に定期船の待合所を整備する事業などの費用も盛り込まれてます。
岡山市はこの補正予算案を、今月16日に開かれる臨時市議会に提案することにしています。
高谷市長は「100年に1度といわれる世界的な大不況の中で市民生活に直結する事業をいち早く行い、市民の不安を取り除きたい」と話していました。