岡山放送局

2009年1月13日 19時26分更新

備前焼作家 金重晃介展


備前焼に造形的な美しさを取り入れた陶芸家・金重晃介さんの作品を紹介する展示会が、13日から岡山市で始まりました。

金重晃介さんは備前市出身の備前焼き作家で、造形的な美しさや強いメッセージ性を持つ独特の作風で知られています。

会場には金重さんが制作した花入れや茶碗などの作品およそ100点が展示されています。

このうち、「手付四方花器」は取っ手がついた花入れで、土そのものの赤茶色と窯の中の灰がかかってついた黄土色のコントラストが印象的です。

また、「ごろん壷」と名付けられた作品は、丸い形をした2つの花入れを同時に焼き上げたもので、窯の中の配置の違いで色合いがまったく異なるように仕上げています。
この展示会は、岡山市の天満屋岡山店で今月19日まで開かれています。