2009年1月13日 19時26分更新
林業が盛んな岡山県新見市で木材の初市が開かれ、スギやヒノキなどの木材が威勢のよいかけ声とともに競り落とされました。
初市は新見市にある岡山県森林組合連合会の木材市場で開かれ、地元で伐採されたスギやヒノキ、それにマツなどの木材およそ5000本が競りにかけられました。
木材は、ほとんどが住宅用の建築材で、県内外から集まった製材業者らが、木材に曲がった部分や節がないかや、木目の美しさなどを確かめながら、次々と競り落としていました。
市場関係者によりますと、景気の悪化や安い輸入材が入ってきている影響で国産の木材の価格が低迷し、廃業に追い込れる林業家も増えているということです。
岡山県森林組合連合会では「国産材の良さを積極的にPRし、住宅用の木材としての需要が増えるよう努力していきたい」と話しています。