日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんらが13日、児童ポルノについて個人で見るために所有する「単純所持」の禁止などを求める署名約9万筆を与野党に提出した。署名は昨年4月提出分と合わせ、11万4624筆に達した。
アグネスさんは「今国会で(児童買春・児童ポルノ禁止)法改正をお願いしたい」と要望。自民党の保利耕輔政調会長は「一生懸命やりたい」と応じ、民主党の直嶋正行政調会長も「気持ちは十分受け止めたい」と述べた。
与党はすでに性的な目的での単純所持を禁じた改正案を国会に提出している。民主党は「有償での取得」などに限って禁止する方針だが、与野党対決ムードが高まる中、与野党協議は進んでいない。【堀井恵里子】
毎日新聞 2009年1月13日 18時45分