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四女にも点滴混入の疑い 母を再逮捕へ

2009年1月14日3時4分

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 岐阜県関市の母親(35)が、入院中の五女(1歳11カ月)の点滴に古くなったスポーツドリンクを注入したとして殺人未遂容疑で逮捕された事件で、京都府警は13日、06年5月に生後8カ月で死亡した四女も同様の行為で殺害したとして、母親を14日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。当時、主治医は四女の死因を病死と判断したため、警察には届けられず司法解剖されていないが、府警は母親の供述や当時のカルテなどから立件が可能と判断した。

 母親は08年12月に数回、京都大学医学部付属病院(京都市左京区)の集中治療室(ICU)で治療中の五女の点滴チューブに、水を加えて10日ほど放置したスポーツドリンクを注射器で注入し、殺害しようとした疑いがあるとして同月24日、殺人未遂容疑で逮捕された。捜査関係者によると、母親は五女への殺意を一貫して否認しているという。

 家族らによると、母親は5人の子どもを産んだが、次女、三女、四女はいずれも乳幼児期に死亡していた。府警が、四女のカルテを岐阜県内の病院から取り寄せて調べた結果、五女と似た感染症のような症状があったことが判明。母親に事情を聴いたところ、四女が入院中の06年春ごろ、同様の行為をしたことを認めたという。

 京大病院によると、五女はその後、容体が安定しているという。

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