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ガザ 米の停戦決議賛成、「10分前に電話で阻止」

2009年1月13日22時7分

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 【エルサレム=井上道夫】イスラエルのオルメルト暫定首相は12日、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求めた8日の国連安保理決議について、採決10分前にブッシュ米大統領に電話をかけ、賛成しないよう要請していたことを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。

 採決は賛成14で米国だけが棄権。首相は「彼女(ライス国務長官)は自ら準備した決議案を棄権し、恥をかくことになった」と述べた。

 説明によると、演説中だったブッシュ氏は、オルメルト首相の強い求めに応じ電話に出て、「(決議の中身を)よく知らない」と述べたが、首相は「賛成票を投じてはならない」と迫った。これを受けブッシュ氏はライス国務長官に賛成しないよう指示したという。

 一方、AFP通信によると、米国務省高官は、米国の棄権は決まっており、オルメルト氏の電話で判断を覆したわけではないと説明している。

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