今日のお天気

JR運行情報



TBSモバイルへ!

注目キーワード


最終更新:2009年1月13日(火) 23時57分

ガザの悲劇、在日パレスチナ人の訴え

動画を他のプレイヤーで見る

 ガザへの攻撃が始まってから2週間以上。国連安全保障理事会の即時停戦決議にもかかわらず、イスラエル・ハマスともにこれを無視する形で攻撃と反撃を繰り返しています。日本からは遠く離れたガザでの悲劇。しかし、日本にも同胞の安否を気遣うパレスチナ人がいました。

 先週金曜日、埼玉県に住むパレスチナ人の男性を訪ねました。イヤッド・マンスールさん(35)。日本で暮らし始めて15年になります。家族は東エルサレムにいますが、今回攻撃を受けているガザ地区には世話になった知人が住んでいます。

 空爆が続く毎日。知人の安否が気にかかります。電話だけがそれを知る手がかりです。2日前までつながっていた電話がつながりません。

 「(ガザ地区の人は)たぶん電話に出ないと思う」(イヤッドさんの弟)

 「イスラエルをつぶして、イスラエルを殺して、なんて絶対に言わない」(イヤッドさん)
 「普通の人間として暮らしたい。やっぱり自由にさせて欲しいんだよ」(イヤッドさんの弟)

 翌日。イヤッドさんは都内で開かれた即時停戦を求めるパレードに参加しました。日本にいるパレスチナ人の参加者は彼だけです。

 パレードの参加者は、当初の予想を大きく上回る1500人。週末でにぎわう六本木で、イヤッドさんたちはガザへの攻撃を直ちにやめるよう訴えました。

 「あした35歳になりますけど、心から笑ったことがない。いつか笑いたい。笑う時は自分のパレスチナという国を世界中が認めて欲しい。(Q.日本人に何を望む?)イスラエルに、パレスチナの子供たちを殺すのをお願いだからやめて下さいという声だけでいいから。薬もいらない、食べ物いらない、お金もいらない。声だけ。イスラエルにこれ以上やらないでくださいという声だけお願いします」(イヤッドさん)
(13日20:34)



1月13日(火) のニュース一覧

社会

政治