よど号犯最後の子女帰国 若林容疑者の次男日航機「よど号」を乗っ取り、北朝鮮に在住している元赤軍派メンバー、若林盛亮容疑者(61)=国際手配中=の次男(14)が13日夕、平壌から北京経由で関西空港に到着した。北朝鮮に残るメンバーの家族のうち、最後の子女だった。 次男は、よど号グループを支援している救援連絡センターの山中幸男事務局長(59)に付き添われて到着。北朝鮮生まれで日本旅券がないため、旅券に代わる渡航書で入国手続きした。到着ゲートに姿を現した次男は帽子を目深にかぶり、空港警備員らにガードされて緊張気味の表情だった。 山中氏は関空で取材に応じ「中学2年に編入し、高校受験に備えるためこの時期に帰国した。既に帰国した兄と住む予定」と話した。警察当局による次男への身体捜索などはなかったという。 今回の次男の帰国で、北朝鮮に残るのはよど号事件の容疑者4人と妻2人の計6人で、6人とも帰国に向けて「日本政府と早急に協議したい」との立場を変えていないという。 山中氏は、こうした6人の意向を日本政府に伝えることにしている。
【共同通信】
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