昨年の硫化水素自殺が1千人超 前年比36倍、警察庁まとめ昨年1年間に硫化水素を使用した自殺者数が前年比で36・4倍となる1056人(暫定値)に上ったことが13日、警察庁のまとめで分かった。2007年の硫化水素による自殺者は29人。 警察庁は昨年4月、自殺者の多くがインターネットの情報を参考にしているとして、硫化水素発生方法の書き込みについて、周囲を巻き込んだ傷害や傷害致死事件を誘発する「有害情報」に指定。 これを受け、全国の警察と警察庁に委託された民間団体が、ネット上の書き込みの削除をプロバイダー(接続業者)などに要請し、月ごとの死者数は最悪だった昨年4月をピークに減少傾向にあるといい、警察庁は「今後も対策を講じていく」としている。 まとめによると、自殺者は昨年1月に27人、2月30人、3月64人と増え、4月には204人に急増。5月も193人、6月は131人と3けただった。 7月以降は86人、69人、74人、76人、53人、49人となったという。
【共同通信】
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