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花粉症対策「症状が出てから」が6割近く

 日本人の5、6人に1人が罹患し、「国民病」ともなっている花粉症について、「(自分は)花粉症である。または、たぶん花粉症と思う」人の6割近くが、症状が出てから対策を始めていることが、ロート製薬の「花粉対策に関する意識調査」で明らかになった。花粉の飛散時期まで1か月を切ってから対策を始める人も3割超に上り、約9割の人が「事前予防の意識が薄く、花粉が本格的に飛散する直前か、飛散後にようやく対策を始める」ことが分かった。

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 同社では、花粉症対策の実態を把握するため、20−50歳代の男女を対象に調査を実施した。

 その結果、「花粉症対策を始める時期」についての問いでは、「花粉症である、たぶん花粉症と思う」3352人のうち、1938人(57.8%)が「症状が出てから」対策を始めると答えた。また、「(花粉飛散の)1か月くらい前から」が639人(19.1%)、「2週間くらい前から」が293人(8.7%)、「1週間くらい前から」が161人(4.8%)で、計32.6%の人が、飛散時期まで約1か月を切ってから対策を取っていた。
 このほか、「2−3か月前」が188人(5.6%)、「半年前」が41人(1.2%)などだった。

 また、「花粉症状に対し、どのような薬で治療しているか」との問いには5056人が回答。「市販の目薬」が1471人(29.1%)で最も多く、次いで、「病院での処方薬」が1243人(24.6%)、「市販の内服薬」が819人(16.2%)、「市販の点鼻薬」が768人(15.2%)などだった。

 気象庁が昨年11月25日に発表した3か月予報が「2009年の1−2月は、全国的に平年より暖かくなる見込み」としたことに基づき、日本気象協会では、「スギ花粉の飛散開始は全国的に例年より10日前後早まる」と予想している。また、今春のスギとヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数については、「北日本では、例年および08年春より減る半面、南関東以西では例年および08年春より増える」としている。


更新:2009/01/13 15:48   キャリアブレイン

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