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 シード・プランニングの調査によると、ジェネリック薬企業は新旧ともに業績を伸ばしており、M&Aも国内外で活発に行われていることがわかった。

(2009/01/13 17:40)

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 シード・プランニングは、ここ数年急激に業績を伸ばしているジェネリック薬企業の現状と開発戦略について調査を行った。調査対象となったのは、ジェネリック薬の製造・販売を事業とする製薬企業39社と、ジェネリック薬事業に参入して売上を伸ばしている新薬メーカー6社。

 ジェネリック薬の製造・販売を事業とする製薬企業39社の、2008年におけるジェネリック薬だけの売上高は合計で3,182億円。これに、新薬メーカー6社のうちすでにジェネリック薬の売上がある5社の金額298億円を加えると、44社合計で3,480億円、前年比14%増となることがわかった。

 特に業績が急伸しているのは、病院での採用が増えている売上100億円以上の大手ジェネリック薬企業で、13社合計で5年間で68%という驚異的な伸びを示している。ジェネリック薬大手各社のジェネリック薬売上を見ると、「沢井製薬」343億円、「東和薬品」304億円、「大洋薬品工業」282億円、「日医工」260億円となっており、新薬系企業では、「日本ケミファ」96億円、「明治製菓」75億円、「科研製薬」45億円、「日本化薬」41億円などとなっている。

 現在この業界では、新薬企業からジェネリック薬に本格参入する動きが増え、国内外でのM&Aも進んでいる。たとえば、世界ジェネリック薬トップのイスラエルTEVAは、興和と提携して2009年4月に興和テバを設立。日本ケミファと組んだインドRanbaxyは、2008年6月に第一三共が買収、共和薬品工業はインドLupinに、日本ユニバーサル薬品はインドZydusに買収されるなど、活発な再編や提携が見られる。

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