「不登校とうつ」をテーマにした講座。市民らが聞き入った=安曇野市穂高有明で
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特定非営利活動法人(NPO法人)の県子どもサポートセンターは12日、「子育て支援サポーター養成講座」を安曇野市穂高有明の同センターで始めた。第1回は「不登校とうつ」がテーマで、市民ら約40人が熱心に聞き入った。
子育て支援サポーターは、子育てや不登校に悩む親子らの相談に乗るなどの援助活動を行う同センターの独自事業。講座は6回シリーズで、全講座の受講者をサポーターに認定する。
「不登校とうつ」と題して講演したのは相沢病院心療内科総括医長を務める飯田俊穂理事長。飯田さんは「家でも学校でも友達付き合いでも『良い子』『やさしい子』だとストレスがたまってしまう」と指摘。
そして「不登校などの兆候はまず体調に現れる。頭が痛いなどの症状に早く気付いてほしい」と語り、「本人の話を時間をかけて聞き、感情を受け止めてほしい」と呼び掛けた。講座は月1回開く。問い合わせは同センター=電0263(50)5682=へ。
(石川浩)
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