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「強姦して性奴隷にしようと」江東マンション女性殺害

“真の獲物”は被害者の姉だった

 東京都江東区のマンションで昨年4月、会社員、東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害、切断された事件で、わいせつ目的略取と殺人、死体損壊・遺棄などの罪に問われた、2部屋隣の元派遣社員、星島貴徳被告(34)の初公判が13日、東京地裁(平出喜一裁判長)で行われ、星島被告は起訴事実を全面的に認めた。

 検察側は冒頭陳述で、「被告は女性を強姦し続けて『性奴隷』にしようと、東城さんを襲った。約3時間後に捜査の開始を知り、逮捕されれば生活や体面を失われると思い、東城さんの存在を消し、行方不明事件にしようと考えた」と指摘した。また、当初、マンション廊下で見掛け、自室に連れ込もうと考えていた女性は、東城さんの姉だったことも明らかにした。

 起訴状によると、星島被告は昨年4月18日午後6時30分ごろから自室の玄関で東城さんが帰宅するのを待ち伏せ、帰宅した東城さんが内側からカギをかける直前に室内に侵入。文化包丁で脅しながら、わいせつ目的で自室に連れ込んだ。

 星島被告は午後8時ごろ、東城さんに乱暴しようとしたが勃起せず、アダルトビデオを見るなどして過ごした。ところが、捜査を始めた警察官3人を廊下で発見し、同10時20分ごろにドアをノックされたことから、犯行の発覚を恐れ、東城さんの首を突き刺して殺害した。

 その後、星島被告は遺体を風呂場で切断し、冷蔵庫やベッド下などに隠した。20日に胴体を解体。腹や胸から肉をはぎ取り、取り出した臓器をまな板の上で切り刻んで水洗トイレから流した。骨はいったん冷蔵庫に入れた。

 21日、勤務先から帰宅した夜、星島被告は遺体の頭から髪の毛を切り取り、目や耳、鼻、唇も切り取って下水道管に流した。頭蓋骨はのこぎりで切り、脳を取り出してこれも下水道に流したという。

 骨はその後、天井裏に隠していたが異臭を放つようになり、鍋でゆでたという。生活ごみを装って骨をごみ置き場に捨てるなどしたことも詳述した。

 さらに、東城さんの携帯電話の電源を入れれば生存を装えると考え、瑠理香さんの名前などを書いた紙を張り付けて隠し持っていたという。

 弁護側は事実関係を認めた上で、警察官が自室を訪れるまで、殺害や遺体の損壊を考えていなかったとして、計画性がないと強調した。星島被告側は責任能力も争わない意向で、公判は量刑を中心に争われる。今後、月内に5回集中審理し、26日の論告・最終弁論で結審、来月10日に判決が言い渡される。

ZAKZAK 2009/01/13

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