首都圏放送センター

2009年1月13日 21時9分更新

少年5人 タクシー無賃乗車


タクシーをおよそ2時間にわたって乗り回した末に1万円あまりの料金を支払わなかったとして東京の無職の少年5人が詐欺の疑いで警視庁に摘発されました。
このうち2人はトランクに乗り込んでいたということです。

逮捕されたのは、いずれも東京・板橋区に住む17歳と16歳の無職の少年5人です。
警視庁の調べによりますと少年らは去年9月の深夜、東京・渋谷区の路上から61歳の男性が運転するタクシーに6人で乗り込み、およそ2時間後、料金1万円あまりを支払わずにだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
4人が最初に乗車し運転手に「荷物がある」と言って開けさせたトランクの中に、ほかの2人が潜り込んでいたということで、途中、コンビニエンスストアに行ってジュースなどを万引きしたり友人の家に立ち寄ったりしながら少しずつ車から降り、最後に残った1人も料金を払わずに逃げたということです。
警視庁によりますと少年らは容疑を認め、「逃げても追いかけられないよう年配の運転手を狙った。他にも大人数で乗る時はトランクを使った」と供述しているということです。
タクシー会社の担当者は、「大阪のタクシー強盗の件もあり気を付けるよう運転手には指導しているが、お客さんを信用するのが大前提なので、そうした弱い立場を悪用した犯罪は許せない」と話しています。