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2006-05-30 【緊急】今日の毎日新聞夕刊の「マンガの居場所」 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

夏目房之介さんの担当で、松本かつぢが昭和9年に描いた漫画「?(なぞ)のクローバー」が紹介されました。ココログのほうに以前レポートしましたが、弥生美術館ではあまり落ち着いて見ていなかったのですが、かつぢの画力、フキダシの形やカタカナのつづりなどを見てもリボンの騎士と同時期でのものではなく昭和9年で間違いなさそうです。夏目さんの優れた手塚研究以降の流れと、弥生美術館の地道な研究活動がこの新発見につながったといえるでしょう。見事な活劇で見たらびっくりしますよ。

2006-05-29 戦前の池袋より このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

はてなで書きはじめてから思わぬ出会いが増えるようになった。

池袋モンパルナスということばを知ったのがほんの最近だったのにそれから数日後に本を見つけた。

64ページの小冊子で、あまりにも薄いので本当に偶然見つけたものだったが、その中に名前を知る限りで竹久夢二から蕗谷虹児、武井武雄、初山 滋、岡本帰一、村山知義、深沢省三、柳瀬正夢滝平二郎小熊秀雄とぞろぞろ名前が出てくる。

池袋モンパルナスについては松岡正剛氏の千夜一夜のページに詳しい。小熊秀雄が名づけたのだろうか。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1004.html

昔話しかしない父親だが近ごろ子供の頃を語ることがまた増えた。神戸に生まれ育った父が戦前幼い頃東京に来る機会があって、池袋のあたりはまだ野原だったという。西武電車の終点は豊島園だったという。阪急電車の終点は宝塚。父は豊島園ウォーターシュートに乗ったのが鮮明に記憶に残っているという。

ウォーターシュートが日本に来たのがいつかはGoogleで ウォーターシュート 博覧会 と入れて検索すればたちどころにわかるが、明治36年の大阪の博覧会で登場、明治40年の東京の博覧会では不忍池に設置されたと何かの本に書かれていたのだが忘れてしまった。ネットで見た限りでは豊島園に常設されたのが昭和に入ってからのようだ。

関東大震災の後だろうか、大阪が日本最大の都市だった時期があることは知っていたが、ざっとググって大正末年から昭和七年頃まで続いたようだ。六大都市として神戸は人口で三番目、京都、名古屋、横浜という順だったのでかなりの都会ではあったので、どうやら昭和六年生まれの父も都会っ子の意識があるようだ。父によれば大東亜戦争が始まってから(つまり昭和16年12月の日米開戦。戦前の日本では大東亜戦争と呼称していた)東京に一極集中が進んで大阪も神戸京都もみるみるうちに「没落」したという(東京の状況がどうかはわからないが)。

2006-05-28 今日の「しまった」

先日たまたまちばてつや公式ページを見に行ったらデビュー50周年記念の展覧会が開かれていることを知ったのだけど、今日まででした。もともと土曜日までだったのが今日まで延長されたようですが、それでも巨匠なのになんか地味だなあと思います。なんですっかり忘れてしまったんだろう。

「ポップカルチャーという妖怪」 「ポップカルチャーという妖怪」 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - 「ポップカルチャーという妖怪」 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) 「ポップカルチャーという妖怪」 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

日本のポップカルチャー政策を担当する委員会から本が出されましたね。

日本のポップパワー―世界を変えるコンテンツの実像

日本のポップパワー―世界を変えるコンテンツの実像

スタンフォード日本センター研究所長の中村伊知哉氏が世話役となってJAPA(日本ポップカルチャー委員会)が結成されています。

http://www.ppp.am/

委員人数が現在259名というのはかなり多いんじゃないでしょうか。

中村伊知哉氏といえば大学在学中にガール・ロックバンドの「少年ナイフ」のディレクターを務め、知る人ぞ知る存在。「少年ナイフ」は1985年に海外レーベル(SUB POPなど)からアルバムリリースして、1990年頃から知名度が高まり世界的に成功をおさめ、やはりSUB POPレーベルに所属していたニルヴァーナの前座をつとめ、ソニック・ユースなどオルタナ系ミュージシャンに愛されていました。たとえばニルヴァーナのカート・コベイン(コバーン)が少年ナイフの大ファンだったのは有名。

少年ナイフ-Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%95

HAPPY HOUR

HAPPY HOUR

おまけでA&Mが出した出色のカーペンターズのトリビュート。このジャケットカバーが傑作です(カレンとリチャードの顔が延々と並んでいて歯がものすごく目立つ。アメリカ人は歯並びを気にするって聞きましたが、健康的イメージが気持ち悪いという奇妙さをわざとうち出しています)Sonic Youthなどが参加していて、少年ナイフはTop Of The Worldを演奏していて日本ではこれが一番有名でしょう。

If I Were a Carpenter

If I Were a Carpenter

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1994/09/13
  • メディア: CD

ガール・ロックというと80年代イギリスで突然ブレイクしたFrank Chickens、90年代の少年ナイフの成功、そして現在はPuffyが世界的に有名になっています。

今回出た本も、表紙にオタク文化的なイメージを表に出していないように、日本のポップカルチャー全般をまんべんなく扱った内容になっていて、まだほとんど読んでいませんが、監修者の中村氏が序章の冒頭で、ポップカルチャーという妖怪が世界を徘徊している、というような書き出しからはじめています。日本のポップカルチャー産業を知るための基本図書になるでしょう。

5万アクセス越え 5万アクセス越え - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - 5万アクセス越え - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) 5万アクセス越え - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

これははてなであることが大きいでしょうね。読んで楽しい内容ではないと思いますこんな日記ですが、見ていただいた方にお礼申し上げます。

2006-05-26 昔の自分のサイトを発掘する

むかし「GEISAI文学フリマ」というエントリを書いたつもりで日記を探したら出てきませんでした。

どうも以前借りていたレンタルサーバMovable Typeインストールしてそちらに書いていたんですね。わざわざcomiclab.orgドメインを取得していたんですが、レンタルホスティングプロバイダを変更しようとしたときに、むかし借りていたプロバイダがそのへんのドメイン移管手続をきちんとやってくれないところで、しかもorgドメインはなんか手続きが面倒で移管のための認証コード(AuthCode)が必要らしいのですが、メールを送っても返事がないので、契約が切れて以来そのままになってます。それでインストールしたブログもろとも消えちゃったんですが、Googleのキャッシュに残っていないかググってみました。

ホームページキャッシュが残っていて、HTMLタグで整形するのは面倒なのでこんな感じ。

ad-lib-comic'lab.

What's New

10/12 なんとなく運用開始ということにしました。当面はウェブログとWikiで運用。一部ブラウザではまだ表示が崩れます

4/26 とりあえず仮開設です。

更新履歴へはこちら

コンテンツ一覧

マンガのページ: 自分が読んできた中でもあまり知られていないけど優れた作品を描いている作家の紹介と、マンガ研究やエッセイ、そして後々にはデータベース作成を予定

音楽のページ: 自分で演奏とかしないのですが、リスナーとしてはかなりいろいろと好き嫌いなく聴きます。困ったことにクラシックが苦手なのですが(かしこまってしまう)。CDがラックに収まらずあふれかえっているのでちょっと整理も兼ねて。

読書のページ: 最近読まずに積ん読状態。もっと図書館を活用しなくてはと思いつつつい買ってしまう。こちらも整理のために。

ad-lib-comic'lab Annex: 本サイト管理人であるlacoの個人的ページ集。現在Web作成お助けサイト集などがあります

ad-lib-comic'blog ウェブログを開設しました。特集記事用に古い順からの並びになっています

ad-lib-comic-park もうひとつのウェブログを作成。最新からの順番で。趣味のページ。

ad-lib-comic'lab Wiki Wikiを試験運用しています。

あすなひろし非公認私設Wiki Wiki上に実験的に構築しています。

おすすめ外部リンク

あすなひろし追悼公式サイト1960年代から70年代まで少女マンガで活躍し、また70年代以降は青年マンガ、少年マンガと幅広いジャンルで活躍した「知られざる巨匠」、短編の名手あすなひろし先生の業績紹介と自費作品選集の出版活動を行っています。

このページはDreamweaver MXで作成されています。

ad-lib-comic'lab: (更新履歴)

作成: 2003年4月6日 (日)

最終更新: 2003年11月6日 (木)

こちらのサイト(comiclab.orgドメイン)上のページについてのお問い合わせはwebmasterまでお願いします

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なんか爆走してますねえ(今日も久々にしています。はてな記法なんてほとんど使ったことなかったからな)

Macromedia Studioまで買っていたのですが、学生時代マンガ書きになろうと思っていたのに、脳の研究もしたいとかいろいろあって一筋に精進しませんでしたから、いまでは自分で絵やロゴを作る時間も才能もまるで無く、それでもwikiにも興味があったのでこちらはWikiFarmレンタルして、最初はけっこう使っていたのですが(誰でも編集できる無防備さを愛した。バックアップもあるので荒らされ方によってはある程度回復ができる)、情報交換用に使えないかと思ったのにあまりアクセスがなく、そのうち飽きっぽいので更新が途絶えてしまいました。今ではPukiWikiを自分のマシンインストールしてワープロ代わりに業務日誌的に使っています。

有志によるあすなひろし選集の自主出版の動きもあったので、ここから同時代の西谷祥子や、里中満智子の初期作品といったふうに結びつけたいと思っていました。マンガファンだけど自分ではサイトが建てられないと思っている人に参加を促そうという目的もあったんですね。まだ気力もあり、山のように抗うつ剤をもらいながらきちんと飲んでいなかったし体の不調もひどくはなくて、毎日哲学書とか人文系の研究書とか読みふけっていましたね(つまり当時も結局病んでいたらしい)。


Bulkfeedsに、インストールしていたブログのデータが残っていました。 Bulkfeedsに、インストールしていたブログのデータが残っていました。 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - Bulkfeedsに、インストールしていたブログのデータが残っていました。 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) Bulkfeedsに、インストールしていたブログのデータが残っていました。 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

ブログはエントリが昇順になるのと降順になるのと二つ作っていたのですが、いまのはてなダイアリーにつながるのはこちらでした。


Bulkfeeds: RSS Directory & Search

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RSS URLhttp://www.comiclab.org/labo/index.rdf
Titlead-lib-comic-park
Linkhttp://www.comiclab.org/labo/
Descriptionlacoの読んだマンガ、本、聴いた音楽、見た映画、演劇などの紹介
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Update Frequencey (Avg.)7 days and 4 hours

表組み使ってみましたが大きめに出るのでしょうか。

ここの情報からエントリ一覧のあるブログのGoogleのキャッシュも見つかりました。

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lacoの読んだマンガ、本、聴いた音楽、見た映画、演劇などの紹介

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結局あんまり続かなかったのは誰かに読まれているのかどうかもよくわからなかったというところが大きかったんでしょうね。

はてなをメインにするつもりはなかったので、もともとプライベートな日記をはてなに書くことにしたのでしたが、リンクで過剰につながってしまいそれを第三者が見ることができるという性質を甘く見ていて、リンク元も公開できる仕様だし、失敗だったような気がしています。

でもまあこういう試みについて人柱になったつもりで様子を見るのもいいかなという感じで続けてます。

ad-lib-comic-park各エントリについて ad-lib-comic-park各エントリについて - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - ad-lib-comic-park各エントリについて - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) ad-lib-comic-park各エントリについて - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

もう内容はすっかり忘れたのでエントリの題名からためしに新たに書き直してみます。

[]1960年代少女マンガのほうがレベルが高かった(某氏談) 1960年代は少女マンガのほうがレベルが高かった(某氏談) - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - 1960年代は少女マンガのほうがレベルが高かった(某氏談) - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) 1960年代は少女マンガのほうがレベルが高かった(某氏談) - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

某氏とはあすなひろしさん。亡くなる前にお会いする機会があって、なぜ少女まんがからはじめたのですかと聞いて、手塚以外の少年マンガは子供向けで素朴すぎて、また手塚的な方向も考えていなかった、少女マンガのほうが人物描写にすぐれレベルが高かったから、もともと小説家志望だった自分はそちらを目指した、と聞いたはずなのですが、貸本の少女まんがを生活のために描いていた男性作家の大多数とはまったく違う意識を持っていたのに驚きました。実はその評価がどのへんにあったのか、女性作家を指すのか「少女クラブ」を指すのかいまだによくわからなくて、「少女クラブ」でデビュー時に「少女ブック」にも書いていますが、「少女ブック」で雑誌デビューしたちばてつやデビューと状況が似ている感じがします。

最近のこと、リアルタイムでは読んでいない女性の少女まんが研究者やまんが関連業界の人たちとお会いした際には「少女クラブ」より「少女」のほうが面白いと言っていましたが、「少女」のほうが雑誌としてぶっ飛んでいたと感じるようです。少女雑誌ってけっこう面白いことたくさんやっているんで、そのへんはもっといろいろと比較してみないとわからないところもありますが、高橋真琴の存在がトラウマのように効いているのがたぶんものすごく大きいのでしょう。

「少女クラブ」は「リボンの騎士」の掲載誌で、石森、ちば、赤塚、あすなと後に少年マンガに向かう男性作家が多いので男性受けするんじゃないかと思います。極論ですが、「少年サンデー」の祖先は「少年」だが、「少年ジャンプ」「少年マガジン」の祖先は「少女クラブ」である、と言ってみたい気もします。

[]GEISAI文学フリマ GEISAIと文学フリマ - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - GEISAIと文学フリマ - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) GEISAIと文学フリマ - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

今回参照しようとして見つからなかったのがこれですが、確かに書いていたようです。

文学フリマに比べてGEISAIの知名度が妙に低いのではないか、という疑問から書いたエントリですが内容はあまり覚えていません。両方ともコミックマーケットがベースになっていますが、その性質は、学園祭古書まつりのように互いに相いれないほど異なっており、コミケともかなり異なっています。

GEISAI

代表村上隆、有限会社カイカイキキGEISAI実行委員会

2002年3月 第一回開催(東京タワーアミューズメントホール)

(前身として2001年9月、村上隆個展関連イベント「芸術道場GP(グランプリ)」開催)

会場 東京ビッグサイトパシフィコ横浜GEISAIミュージアムのみ六本木ヒルズ森タワー

現在第九回まで開催

http://www.geisai.net/

http://www.geisai.net/history/history_02.html

http://www.kaikaikiki.co.jp/company/history/

GEISAIにはコンペティションがあり、有限会社カイカイキキアーティストの育成とプロデュースも一つの目的として設立されたので、オーディションによってタレントを発掘するのが他のイベントとの決定的な違いでしょう。まあコミケで作家を見つける人もおりますし商業誌を狙う人もいるでしょうが、イベントの一部ではありません。

入場者を調べるのが面倒になってきましたが、サイトには一万人と書いてあります。別のページに細かく記載されているのを見ると七千人以上にはなったようです。

審査員に高名なゲストを呼ぶなどお金がかかるイベントなので、出品のための参加費が最低22,050円かかります。

文学フリマ

代表望月倫彦、文学フリマ事務局

(第一回のみ提唱者であった大塚英志事務所市川真人(「早稲田文学」主幹、「重力01」に参画))

2002年11月3日 第一回開催(青山ブックセンター本店カルチャーサロン青山)

会場 東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎(第二回以降)、

現在第四回まで開催

http://bungaku.webin.jp/index2.html

開催までの経緯と裏話としては以下が詳しいです。まあこんな感じでしょう。

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/47gou.txt

※)文学フリマ in なごやは主催者が異なる

入場者数はよくわかりませんが1000人くらいとのこと。

サイトの規模が相当違います。情報量もまるで違います。文学フリマはなんともアマチュアらしい。

というわけで知名度の比較のため検索してみました。

意外にもGoogleの検索件数は拮抗しています。

いっぽうではてなダイアリーには見事に有意な差が出ました。芸大に受からないで美術作品を作ろうという人も稀でしょうし、現代美術を作るのはけっこうガテンな仕事ですからね。

最後に市川真人氏についてよく知らなかったので(「早稲田文学」と「重力」は知っています)ググったら紙屋研究所さんの新城カズマライトノベル入門」への評に市川氏によるライトノベルの定義が載っていたので、おまけにつけておきます。

「これを私なりに定義づけるなら、ライトノベルとは主に中高生の読者が『こんな小説を自分も書いてみたい(書けるかもしれない)』という共感を抱く作品、およびそのような敷居の低い読者と作者の関係性を指す言葉であり、ジャンルではなく現象なのである。大正時代の若者が白秋や犀星や朔太郎に刺激されて詩を書きたいと思ったような情熱が、今のライトノベルという現象を支えている」

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/lightnovel.html



ここまで書いたらついでなので、「ナルミヤ村上隆氏に和解金支払い和解」した事件について、CNET Japanの「アート資本主義」のブログが採り上げていたのを紹介。

これは別エントリにするつもりですがはてなにブクマしないでここでメモ。

http://rblog-biz.japan.cnet.com/takahito/2006/05/post_80f1.html

「生産手段のない階層から生産手段を所有する階層が『搾取』する」というアンフェアがそこにあるのか?というと、果たしてどうなんでしょうか?

金持ちが好んで大金払って買っていることに、何か問題があるのか、ということですね。

今回の件でオタクの怒りというのが正直よくわからない(オタクが怒っているのかどうかすらわかりません。オタクはもう死んでしまったとの情報が入ってきましたが、では誰が怒っているのでしょうか)。

たとえば海洋堂から批判が出ればこれは問題あるんだなとわかります。納得のいく説明ができる人がいればまったく問題なしです。

村上氏がヴィトンコラボすることについてもなんの問題もないと、私も思います。あるいはフィギュアの造形師が、これはとても高い芸術的価値があるのだといって五千万円の値札をつけて売りに出して全然かまわないわけです。

普通にフィギュアを作ってもそんな値段で売らないのはマーケティングターゲットの問題であって、門外漢ながらワンフェスのようなところで10万円クラスでの売買ならざらにあるんじゃないのかなあと思ったんですが実際はどうなんでしょうか。

ましてナルミヤとオタクになんの関係があるのかと思うので、私が気になったのは「ゆず」のアルバムのような誰でも買えて両者の関係がなんだかよくわからないものになっていたのですが、よくよく考えてみるとわからなくなってきてあんまりへたなことも言えないのでもっと調べてみましょうか。ちなみに自分が村上隆の最近の作品にあんまり興味がないのは否めないんですが、田宮模型あたりの作品のイメージがいまだに残っています。フィギュアに進むのはもともとの資質としてあったと思います。

彼の本気度はGEISAIを運営していることで疑う余地が無いとも思っていて、村上氏は奈良美智氏と仲がいいので、その対談あたりをもう少し読んでみましょうか。

村上『だって、長渕剛のリトグラフの書道とかものすごい高いのに列を作って、「売り切れ!」総額二億円売れました」とかさ。そういうダイナミズム……だから、日本のポッピズムと芸術が、なんか補完しあってる感じ?』(美術手帖2001年11月号、22ページ)

ここだけ抜き出してもしょうがないんですが...

さて、別エントリーになってませんが、一つエントリを設けるには難しいなと思ったのでさらに引用してしまいますが、

ディズニー村上隆を「DOB君は自社の知的プロパティを大いに侵害しているからけしからん!」と、訴訟を起こしてもオカシクはありません。そういった意味では常に誰もが訴訟のリスクを抱えているわけですし、そこには特に「アンフェア」はないだろうと思います。

村上隆小学館から「ドラえもんの権利を著しく侵害された」と言って訴えられないのは何も村上隆が特別の処遇を受けているというわけではないと思います。訴えるべき妥当性があれば訴えるということでしかないだろうと感じます。当然、タツノコプロが村上作品の「きのこ雲」に対して「利益の一部をロヤリティとして支払うべきだ」という訴えを起こしてもオカシクはないですし、そういった訴訟を抑止するいかなる根拠や特権も村上隆は持っていないと思います。

これは確かにそのとおりで、その先でウォーホルについて論じられていました。

アニメメーカー村上隆を訴えるリスクは常にありますし、それが特権的にプロテクトされていることは恐らく無いと思います。それを危うさというのは妙です。いかに優れた作家で市場が高く評価していたとしても訴訟リスクはあると思います。

ちなみにこの部分は東浩紀さんが書いたエントリへのコメントになっています。というのも、

補足:ブロゴスフィアに読むと題しながら、「渦状言語」だけを取り上げたのは、「皮肉とか揶揄じゃなく、しかも一定の見識に基づいて書かれた」まとまったエントリーが余り無かったからです。

とのこと。実際この問題に関しては、私の以前に書いたコメントも含めてですが大して踏み込まれてはいない印象ですね。

それだけここの記事は気になりました。たとえばキャンベルスープがウォーホルを訴えないのは、私が考える限りにおいては、アートを理解していない企業と認識されるリスクを冒さないため、さらにアートとして認知されることで宣伝効果さえあるから、だと思いますが、そのようなアートというのはあくまで暗黙のうちに我々が身に付けてしまった制度に過ぎないだろうとは思うのです。

コンテンポラリーアートというのはとてもくせ者で油断がならないというのが、私の正直な印象です。まずもって「論理の一貫性」なんてことを重視しているのかというとはなはだ疑問です。相手が重視していないことを批判の根拠にすることはかなり戦略的に困難を伴うように感じます。しかも「商業主義や美術の文脈の転倒」という戦略が村上隆の側にあったとしても、その戦略の一貫性を批判する根拠がどこにあるのか、なかなか見極めが難しいようにも思います。

ちなみに、

慣習としてアート作品がそういった訴訟リスクにさらされていないように感じるときもありますが、例えばウォーホルは個人のスナップを作品に借用することが多かったため、それはしょっちゅう紛争のネタになったそうです。

とのこと。

ちょっと引用が順不同で恣意的になりすぎましたのでここで一度止めましょう。

ポップ、という問題の根幹にある問題なので、もうちょっと慎重に考えてみたいと思います。

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誕生!「手塚治虫」―マンガの神様を育てたバックグラウンド

誕生!「手塚治虫」―マンガの神様を育てたバックグラウンド

Amazonでカスタマレビューを書いてまして、手塚治虫論の中でなにはなくとも必ず読まなければいけない一冊と思います。

この本を読まないで手塚論を書いてはいけない。

自分はフランク・ザッパマニアだったんで(過去形じゃないけど最近は聴かなくなりました)、手塚マニアになる余裕はなかったですね。いやだなと思うのは手塚をビートルズのような位置に入れてしまってなぜ手塚が神様になったのかを問わなくなること、ビートルズのたとえとはそれを起源にしてしまって信仰と化してしまうことであって、手塚治虫をきちんと称揚するためにはせめてザッパの位置に置くべきだと思うわけです。そこからなら例えばドルフィーやヴァレーズへの道が開ける。ザッパでなくマイルスにするとこれも危ういですが、モンクやチャーリー・パーカーまでいけるかもしれません。

ザッパは日本では長らく変態とかザッパマニアは人を見下しているとか言われましたが、手塚と変態度ではどっこいでしょう。共通点がたくさんありますが、ザッパアメリカ人なら誰でも知っていて、北欧(特にフィンランド)や旧東欧(特にチェコ)ではそれこそ信者がいて彼らには神のような存在で、晩年にはチェコスロバキア大統領だったハヴェル(ザッパの大ファンだった)と会談し、死ぬ前には二大政党をともに批判して大統領に立候補すらしました。ここで私が言いたいのはポップカルチャーの力は世界的なレンジを持っていてとてつもないということです。つい最近「ジャパニメーションはなぜ破れるか」のような本に真っ向から勝負を挑む本が出ましたので読み終えたらそのうち紹介しますがまたいろいろ考えています。おたくが「王のいる国」にひきこもるように、サブカルという言葉は世界的なポップ・カルチャーの巨大なうごめきを隠ぺいしてしまうんじゃないか、ということを)

起源を設定して過去を問わなければ未来は先細って行くだけだと思うので、たとえばテヅカ・イズ・デッドの価値は確かに高いのですが、想定される読み手の経験値が高すぎるので、手塚マンガは取り組むと一生かかるんで私はもうやれませんしやりませんけど、とにかくまず読むべき本としてあらためて紹介しておきます。

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更新がずいぶん途絶えたので一覧を作ったんだったかな。

[]おかべりかを知らずしてマンガ通にあらず おかべりかを知らずしてマンガ通にあらず - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - おかべりかを知らずしてマンガ通にあらず - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) おかべりかを知らずしてマンガ通にあらず - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

とちめんぼう劇場

とちめんぼう劇場

説明は抜きにしてもし一冊だけ買うならこれ。岡部冬彦氏の長女で水玉蛍之丞さんの姉にあたりますが、現在のマンガが捨ててしまったかのようなエッセンスが凝縮されている由緒正しい傑作ですよ。マンガとして私が思う絵の上手さとしては圧倒的に素晴らしいと思うものです。絵本のコーナーに置いてあってマンガファンでも知らない人が多いでしょうし、絵がうまいと言われてもピンと来ない人がいるかもしれませんがこれは譲れない。

手塚の偉大さについてここから考えるというのは夏目房之介さんが提起した問題を継承する上での一つの手ではあります。そこに巻き込みたくはないですけど。

よい子への道

よい子への道

よい子への道〈2〉

よい子への道〈2〉

おまけ:はまぞうで選んでいたらこんなの見つけました。なんだろう?

ティアラちゃんのバレエ・レッスン ステージ篇

ティアラちゃんのバレエ・レッスン ステージ篇

全然関係ないとしか思えませんが?むしろバレエならむりやり高橋真琴につなげたら?意識しているとしたらこちらでしょう。

MACOTOのおひめさま

MACOTOのおひめさま

表示してみたら絵の違いが歴然としていましたね。どうもすみません。

[]Ulmer - No Wave & Moers / Moers Festivalと日本人 Ulmer - No Wave & Moers / Moers Festivalと日本人 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - Ulmer - No Wave & Moers / Moers Festivalと日本人 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) Ulmer - No Wave & Moers / Moers Festivalと日本人 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

オーネット・コールマンのハーモロディック理論を最もよく理解しているらしいジェームスブラッド・ウルマーのNo Waveというアルバムを昔買ったんですが、微妙に針飛びしたりしなかったりするので(CDがなかった頃です)、フランク・ザッパ&M.O.IのファーストアルバムであるFreak Out!を見つけたときにその売値が8000円で、親から一ヶ月分前借りしても手が届かなかったので(中学生でしたか、高校生だったかも)売って手放したら、それ以降まったく手に入らなくなってしまって、Amazon.comで見つけて買ったんですね。

インターネットが本格的に普及する以前は個人輸入が流行したことがあるんですけど注文のメールを書くのが面倒そうでやりませんで、Amazon.comという海外の店から物を買ったこと自体はじめての体験だったので書いたエントリでした。

その当時Amazon.co.jpにはなかったと思います。いまもUlmerで検索して引っかからなかったのでなんでないの?と直接No Waveと入れて検索したら出てきました。The Music Revelation Ensemble名義なのでUlmerでは引っかからないのですが、購入した当時はThe Music Revelation Ensembleでも見つからなかったと記憶しているのですが。

No Wave

No Wave

Moersと言うマイナーレーベルから出ているので最初日本で取り扱っていなかったと思ったわけで、しかしMoers Festivalというのは日本のフリーや前衛ジャズミュージシャンが参加して世界的に知られるようになるような有名なジャズフェスです。

ここに最初に参加したのが山下洋輔トリオで、その記録は、

クレイ

クレイ

これはカスタマレビューを書いていました。最近だと渋さ知らズが有名ですか。

ここで脱線してフランク・ザッパアナログについてちょっと書きます。CDでずいぶん手直しを入れているんですね。

いきなり2枚組みでロック史上に残るデビューアルバム。というか2枚目は今ならもうロックじゃないし。手塚で言えば新宝島のように伝説化されてました。

Freak Out!

Freak Out!

ザッパは70年代末から80年代にかけて日本のレコード会社がころころ変わったために、アナログ時代は店から在庫が消えるのと手に入れるのとどちらが先か勝負と言う感じでしたので、大学時代まで毎日のようにレコード店をはしごする習慣ができてしまい、社会人になると知識が膨らんだ分いろんなミュージシャンを手当たり次第に買いあさったのでめちゃめちゃお金を使いました。その分幅広く聞いてはいますけど、ザッパは後に簡単に手に入るようになってボックスも買わされましたね。CD化の際にアナログから手直しているアルバムがけっこう多く、結局アナログプレミアになります。でもいま探せば安く手に入るかな。

スリープ・ダート

スリープ・ダート

ザッパ自身がどんなに不満でも未完成のアナログのほうが好きなのといえばこれ。女性の歌が入って別のアルバムになってしまった感じです。ラストのギターナンバーOcean Is the Ultimate Solutionは個人的にはパトリック・オハーン(B)・テリー・ボジオ(Dr)のリズム隊を従えたジャズロック的なザッパのロックギターの頂点のひとつ。リストマニア現実逃避アイテムにいれている人がいますが、眠れない夜は電気を消してこのアルバムを聞いてひたすら燃えるというアルバムでした。

Weasels Ripped My Flesh

Weasels Ripped My Flesh

邦題「いたち野郎」。描いたのは後にリトル・フィートを手がけるネオン・パーク。代打的起用だったのか他のアルバムは手がけてないと思いますが、Lowell Georgeが参加したアルバムでCal Schenkelをデザイナーとして抱えていたザッパは彼にパークを譲ったのでしょうか、アルバムの内容にも奇妙にマッチした傑作。

ところが一曲目のDidja Get Any Onya(英語の意味がわかりません。Did you get any on you???)はライブのフルバージョンで収録されたということなのでしょうか。ザッパの意図がよくわからないです。わざわざ差し替えるよりLa(e)therにでも入れてくれれば良かった。

ところでいきなり意味不明なことを言いますが、マイルスの傑作オン・ザ・コーナー(あのジャケットを描いた人って誰?Water Babiesってあったなあ。横尾忠則つながりでサンタナのジャケットもなんか変です)が好きな人に嫌がられても無理やり聴かせたいなあ。ほとんど共通点はないように思いつつ気になるんですが。

(あとオンザコ好きならタンジェリン・ドリームもカンも聴け!ってシュトックハウゼンつながりなんですが意味不明?)

脱線しましたがネオン・パークの素晴らしさははっぴいえんどにも強い影響を与えたというリトル・フィートアルバムを参照のこと。でも一つだけきわめつけのを載せましょう。

セイリン・シューズ

セイリン・シューズ

ついでにマイルスサンタナも。

オン・ザ・コーナー

オン・ザ・コーナー

このアルバムは「ビッチズ・ブルー」がアガパン以後絶賛されていた時期にはあまり評価されていなかったはずですが、ジャケットで嫌われていたんだったりして。

そしてサンタナですが、宇宙を表したというこんなアルバムジャケットですが全米第一位をキープして大ヒットしたんですね。

サンタナIII(紙ジャケット仕様)

サンタナIII(紙ジャケット仕様)


ホット・ラッツ

ホット・ラッツ

Cal Schenkelの絶頂期の傑作ジャケットで知られるホット・ラッツのウィリー・ザ・ピンプの再編集も謎ですが、こちらは新旧どちらがいいとも言い切れなくて(古いのを散々聴いたのために新しいほうは編集したんだというのがはっきりわかるんですが)、ザッパがよほど聞かせたくなくて編集し直したような感じでこれは謎ですね。

カル・シェンケルのこのジャケットの姉妹編になるのが次の傑作なのです。

Trout Mask Replica

Trout Mask Replica

クルージング・ウィズ・ルーベン・アンド・ザ・ジェッツ

これは音質が変わってしまったもの。きりがなくジャズマニアみたいにごちゃごちゃ言い始めるのもアレなのでボーナストラックについてはボタン操作で聞き飛ばせばいいのだから寛容にしています。まったく曲順が変わると困っちゃうんですがそれはないかな?

なんか久々にザッパに脱線しました。やっぱり毎日聴かなくなったから体調悪くなったんかなあ。また長くなってまいりました。


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過去に弥生美術館で開かれていた少女雑誌展のレポートマンガ雑誌に限らず中原淳一ひまわり社の雑誌など、充実していました。このときギャラリートークをはじめて聞きに行ったのですが、常設展の夢二美術館のほうの解説が続いて、その解説はとても私にとって役には立ったのですが、両方続けるとけっこう長丁場で、このときは自分に見えない疲れがあったのか夢二についてのトークを先にやったほうがいいような気がしました。とはいえ夢二は教養としても知っておかねばならない人物だし、毎回聞きに行っている人は途中で抜けるから人数が少なくなって見やすくなるとなるとやはりこれでいいのかも。

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ずいぶん長くなってしまいましたけれども、この当時はAmazon.co.jpにカスタマレビューを書いてどれくらい他の人に認められるかに賭けていた時期でした。いつもあさってのほうに脱線していく文章を、普通に読んでできるだけきちんと理解できるようにがんばって書いていた時期で、もうどんなことを書いたか忘れてしまっているので、こちらのブログであらためて採り上げるのは気が引けましたが休み中にとにかく書きあげるということで新たにコメントをつけて、書かせていただきました。

2006-05-24 「萌ゆ」の消滅 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「萌え」がオタク界隈で普通に使われるようになってもうずいぶん経つが、ウィキペディアなどを見ても「萌ゆ」は古語とされている。しかし「萌ゆる」などは少々昔でも普通に使われていた。最近の意味がまだなかった頃は「萌える」のほうが少数派ではなかったかとも思うが、確かめてみたわけではないので自信はない。

オタク的な使い方としてはもともと「萌え萌え」からはじまって「萌えー」のような言い方がされていたと言う説はたぶんそのとおりであろう。燃えの誤変換説があるが、私は女性名の萌(もえ)から来ている説のほうがおそらく当たっていると思う。美少女まんがの源流にはオトメチック少女まんがからの流れがある。

萌ゆの歴史はたとえば三高寮歌の「紅萌ゆる丘の花」などがあるし、若葉萌ゆる、草萌ゆる、といった定型的な用法はつい最近まで長い間使われていたように思う。ちなみに「青葉城恋歌」などのヒット曲を持つ宮城県人のさとう宗幸1981年に「2年B組仙八先生」(それにしてもしっかり仙台にこだわっていたのか)で教師役をしたが、この主題歌の名が「萌ゆる想い」であったのはもうすっかり忘れられているのだろうか(と言いつつどんな歌か忘れましたが)。「萌ゆる」ということばが消えたわけではないけれども、(他の例で言えばたとえば「演じる」ではなくて「演ずる」のほうが由緒正しい。「感ずる」、「生ずる」などいくらでもあるわけだ)「萌ゆる」がかな漢でも一発で変換できないのには少し驚いたのだった。このへんからあらためて「萌え」について考えてみるのも一興だが、初期同人誌の触手系美少女マンガの話をしないとならなくなるし、性の問題やオタク世代以降の男女のディスコミュニケーションといった問題をかなり踏み込んで扱うのと、わりと大ネタを含んでいるので、論文みたいな形で書きたいと思っているので出し惜しみしているところなのである。

二次元美少女論―オタクの女神創造史

二次元美少女論―オタクの女神創造史

「84式」なんて触手ばかりの同人誌を美少女漫画本を買っていた漫研の同期に見せてもらったことがあったが、20年も前の話じゃ覚えてないよなあ。

reds_akakireds_akaki 2006/05/25 03:40 http://d.hatena.ne.jp/images/diary/j/johanne/2005-03-01.jpg
阿佐谷パールセンター今春はどうだったのでしょうか。
枡野浩一(id:mass-noさんはやめたようです)がasin:4838711573(文庫本出てたんだasin:404359402X)で「終わりなき日常を生きよ」か「終わらない日常を生きろ」かどちらかでなければ文法上おかしいと謂っていました

lacolaco 2006/05/28 21:15 なるほど。私のブログは敬体常体ごちゃごちゃで文法とかまったくいいかげんですが気分で変えてしまってます。日本では文語と口語も混ざりやすいんでしょうね。きちんと意識して書く必要はあるのでしょう。枡野さんは少女マンガにも見識をもっていますね。文庫本見つけたら読んでみます。

2006-05-23 最近立ち読みした本 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

臆病者のための株入門 (文春新書)

臆病者のための株入門 (文春新書)

  • 作者: 橘玲
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 新書

ネット証券が盛り上がった頃少しだけミニ株に投資してみたが(ひと月の給料分くらい)、ここ2年くらい証券会社のページもろくに見ていなかったら、プラスに転じていた。最初に買ったのが医療器具の会社とベンチャーだったのだが、医療器具のメーカーハイテクな計測器の開発がコケたのか倒産、ベンチャーのほうはみるみる株価が下がったので損切り。携帯電話の部品材料を作っている会社の株と教育福祉系のそこそこ有名な会社の株はそのまま持ち、新日鉄を買って3社で運用していたものの、あまり期待はしていなかった。部品メーカーミニ株で買ったのだがいつの間にか株式分割で1株になっていた。今後どうなるかわからないしこの辺で株はやめようかとも思ったのだが、携帯で値動きを見ているとゲーム感覚ではまるひとははまるだろうなと思う(ミニ株は指し値で注文できないのであまり関係ない)。持っているのは全部一応優良株になったので日経平均とだいたい連動して上がり下がりする。でも本当に先は読めない。株を貯蓄の延長としてお勧めするというのはやはり違うよなあ。あくまでも投資であり、デイトレになれば投機である。ちなみに私は株でなくて本やパソコンを投資のつもりでがんがん買ってしまったのだが金もうけのスキルにはまるで結びついていないのです。

ターゲット・メディア主義―雑誌礼讃

ターゲット・メディア主義―雑誌礼讃

電通の雑誌部にいたというこの著者と同年代の昭和30年代生まれを雑誌世代、リーダーシップターゲットと呼んで典型的なテレビ・漫画世代であるという団塊の世代(昭和22〜24)と比較している。団塊の世代というのはマンガを除いて雑誌を読まないらしく、「サライ」などの例外を除いてことごとく失敗しているのだそうな。親が雑誌を読まなければその子供も雑誌文化には触れないという。ちなみに私の世代はこのどちらの世代からもずれているが、子供の頃親から学習雑誌を買ってもらったのがはじまりで雑誌は大好きなのだ。自分と同じ世代でも読まないひとと分かれているかもしれない。雑誌文化についてはやはり女性主導であるようだ(集英社が典型的で光文社もそう)。男性誌作りが上手い例外がマガジンハウスで、それはマンガ雑誌を持っていなかったためというのはなるほど説得力がある。無料の雑誌R25は雑誌を読まない団塊ジュニアターゲットとしていて、団塊ジュニアがどうにか読める分量だということなのだそうだ。ITとはインターネット技術ではなく情報技術なのだから、IT革命以後も、雑誌というメディアがなんだかんだ言ってマスメディアではなくターゲットを絞っているため今後もしぶとく生き残るという主張にもそれなりの説得力がある。

小泉劇場みのもんたの最近の活躍は彼らが戦争末期に生まれたということもあり団塊世代やそのジュニアたちに大きくアピールしたということかもしれないが、こうしたテレビの騒がしい時代も数年すると様変わりするのかもしれない。

2006-05-20 会田誠とか吉田戦車とか このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

中学生の頃から美術手帖とユリイカを読んでいる私ですが(というのも団地の図書館に置いてあって知的好奇心を満足させる雑誌がこれだっただけのこと)、最近は図書館で読む余裕もあまりない(当然実家のある団地の図書館には行かないし)。

美術手帖の最新号を書店でめくってみたら工芸から日本美術を見直すという特集があって、19世紀のジャポニズムの受容に関して私がこれまで調べていた以上のことが記事になっていた。ありがたい。工芸からデザイン、建築へとまたがって日本の美術とその周辺をとらえ直すというのは歓迎。内容を覚えきれないのでこれは手元に残っている図書券で買ってもいいかな。

美術手帖 2006年 06月号 [雑誌]

美術手帖 2006年 06月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2006/05/17
  • メディア: 雑誌

もう一つ注目は藤田嗣治展の小特集に会田誠氏が藤田と村上隆奈良美智をその共通性において比較してみる小文を寄せていて、最近話題になった村上氏の訴訟に触れているわけではないけれども、村上氏を強く支持して日本人がいかに美術と村上氏を理解していないか憤っているように私には読めて、この点では会田氏が村上氏の最も良き理解者でないかとすら思えるものだった。

訴訟に関して戸惑うところはあるのだけど、正直なところ町山智浩氏がブログのここのエントリに書いているような短絡的な批判には全くがっかりさせられた。ミッキーマウスをモデルにしているなんてあたり前だの話であり、DOB君がドブネズミから来ているだろうということも容易に推測される。だからといってもしディズニープロダクションが村上氏に対して訴訟を起こしてその訴えが認められるのかと考えてみれば、その可能性があるとは私には思えない。ひと目でミッキーと勘違いするようなレベルでもないし、極端にいえばウォーホールに対してキャンベル社が訴訟するようなものである。

最近「ゆず」のベストアルバムのジャケットを見て驚いたこともあって戸惑いは残るのだけど、村上氏が現代日本の美術を背負って立っているのは確かで、その美術作品はマンガのような大量生産の複製芸術とはそもそも市場が全く異なっていて作品がものすごく高額でなければ成り立たないことを考えれば(ちなみに和解金は村上氏の作品ほぼ一作品分に相当する)町山氏がマンガを盾にとって批判するのは美術もマンガも愛好する私には非常に不愉快だった。町山氏はフィギュアをパクりやがってと言いたいんじゃないのかと思ったのだが、もしそうだとすれば権威としてのミッキーマウスを持ち出す必要などない。

奈良氏にも触れているが、「少女」というアイコンがなぜ日本ではこれほどに影響力を持つのかと言うのは私のテーマでもある。ただし自分は少女マンガに関心は持っても積極的に少女論をしたいとは思わない。やがて避けられないのかもしれないがそれは「少女論」論になるだろう。

ユリイカの藤田特集の号がどこかに置いたままなので村上氏と椹木氏の対談をきちんと読んでいないけれども、日本はいまだに「悪い場所」かもしれないと久々に感じた。

ミュータント花子

ミュータント花子

  • 作者: 会田誠
  • 出版社/メーカー: ABC出版
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本
三十路―会田誠第二作品集

三十路―会田誠第二作品集

  • 作者: 会田誠
  • 出版社/メーカー: ABC出版
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

(ミュータント花子はあえて言うならば戦争エロ奇形マンガ。現代美術家として村上氏と近しいことは言うまでもない)

今日は雨が降って夕方まで実家にいたのだが、夕方からウルトラマンメビウスを見た。ガンダムもヤマトもいまひとつの私はまさにウルトラシリーズで育ったのだけど、最近の作品はずっと見る機会がなくて、ときどき見るとやっぱりここが原点だと思いながらテレビを見る習慣自体がほとんどなくなっていた。最近のウルトラマンシリーズに関しては吉田戦車氏が熱く語っていた記憶がある。

なんか文科系女子についてごたごたがあったようだけど、うまく説明できないのだけれどなんとなく吉田戦車の初期作品って意外と読んでいる人は少ないのだろうかなどと思っていたところ。「伝染るんです。」についてマンガ批評の権威であった呉智英氏と大塚英志氏が評価しなかったというのは一つの大きな事件だったのだけど、「伝染るんです。」を理解できないのは仕方ないかもしれないと思いながらも(いきなり「綿の国星」から大島弓子を読み始めて挫折するようなもの)、デビューから「伝染るんです。」までの間に描かれた作品は、ウルトラマンで育った私の同世代が描いたマンガ作品の中では最良のものであると私は疑わない。吉田戦車をいち早く紹介したのは私の記憶している限りでは美術手帖で、「伝染るんです。」開始よりもかなり前からすでに彼は伝説になっていたのだ。


私は昨年ちばてつやの初期少女マンガ作品を読める範囲で読んで少年誌に移って後の名作が図らずも予告されているのに全く驚いてしまい、あしたのジョー一作でちばてつやの奥深さを知ることは到底不可能だということを思い知ったのだけれど、オタク再考のためにも吉田氏の80年代の初期作品をもう一度きちんとマンガ史の中に位置づける作業が必要だと思うし、誰もやらないのであればやらねばなるまい。

酢屋の銀次 (白泉社文庫)

酢屋の銀次 (白泉社文庫)

鋼の人 (ジェッツコミックス)

鋼の人 (ジェッツコミックス)

戦え軍人くん (バーズコミックス)

戦え軍人くん (バーズコミックス)

2006-05-19 最近タイトルが思い浮かばないけど このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

はじめて学ぶ日本の絵本史3巻入手。今月はこれ以上本は買えないが、労作。児童文学学会のほうはすでに1962年設立で30年以上の歴史があるというので、絵本学会の設立自体が1997年と思った以上に最近だった分なのか内容はとても充実している。図書館で借りて済まそうかとも思ったが借りた本を期限までに読む余裕がない。

映画学会というのも聞いたことがないなと思っていたら昨年日本映画学会が設立されたようだ。日本アニメーション学会が1998年、日本マンガ学会が2001年というふうにごく最近。日本映像学会は1974年だった。

私は資料を保存する目的であればそれは歓迎すべきだと思っているが、素人が学会に入れるとは思っていなくて、あすなひろし研究の論文を見てほしいといわれて年表をちょっと手伝ったのがきっかけでなんとなくマンガ学会に加入してみて、結局今でも参加している。まだまだ親睦会という感じで私のようにここで手塚先生論はおなかいっぱいとか言っているのはかなりおかしな奴だろうし(でも戦前の漫画についての証言を得られる機会はほんとうに少なくなってきたというのに。60年代の名作も現状では良く探さないと読めないし)、一介のしがない会社員はなんとなくまだちょっと居心地が悪いが、ここ最近ようやく本格的な研究の機運が高まってきたような気がするのでもう少しの間はなんとかかなり苦しいんですが本職と両立させたいところ。なんか最近そろそろ気鋭の若手が続々出てくるんじゃないかと思い最近は変に気が抜けてしまって困っている。職場にはマンガ読みであることも言っていないがマンガ関係の職に転職できるわけでもないだろうしもうひとふん張りなんとかしたい。

そこで戦時中アニメにも関わっていた杉浦茂先生の貴重な証言。昭和になるまでポンチ絵と言われ漫画とは呼ばれていなかったとか、戦前の女流作家が長谷川町子以前に5人の名前が紹介されていたりと、必読の資料なのでとにかく読んでみてください。松本かつぢも戦時中アニメを作ったらしいのですがこの本にはまったく出てこないというのも興味深い。

杉浦茂―自伝と回想

杉浦茂―自伝と回想

前に紹介した本で、1941(昭和16)年に中国で制作されたアジアで初の長編アニメーション「鉄扇公主」が当時の日本でも劇映画をしのぐ人気を博していたという論文も出てきて(手塚に影響を与えたことはすでに公式に記されている)、戦前と戦後の連続性に関する謎を知る意味でも気になるところなのでした。

2006-05-18 はてなダイアリーとMovable TypeとNetCommons

日記を書くときのページが少し変わったようで。

バックアップというのがついているけどこれは下書き保存の代わりにはならないのかしらね。下書きがないから日記なのかしら。ココログなどMovable Typeにはあるんですが。

はてなはキーワードやらブックマークやらアンテナやらでどんどんつながるのが面白くはあるのだけど、時間の余裕がないときはつらいです。一日中編集画面のままになっていることもあるしね。そこでけっこうマシンフリーズしたりするんですね。バックアップという発想はどうして出てきたのでしょうか。

こちらでは書き上げてからの推敲は全くしていないので、基本的に書き間違いも全部直さず残しています。後で消したくなっても我慢して残す流儀にしているので続けて読むと我ながら気持ち悪いとは思います。

この前の日曜日に松本かつぢ展に行って久々にきちんと書かないとって思ってMTというかTypePadベースのココログに書いていたら我ながらまとまりの悪い文章で後編はまだ下書きにしたままであります。

実はブログサービスは6つぐらい持っているのですが、2つあれば十分なので書いたのをまとめてローカルのPCにダウンロードして引っ越せるのがいいですね。たぶん将来はホスティングレンタルに移行して、はてなダイアリーは下書きとアイデア用になるでしょう。

アンテナ張っていても実際は見てないダイアリーがたくさんあって、ここではジャンルわけもしていないしアンテナに張った日記のバラエティはそこそこあるような気はしています。自分のアンテナをたどらずにこっそり他の方のアンテナから見に行くとかググるとか変な見方もしています。最近はダイアリーのメインページの注目のエントリからたどるのが多いですかね。

注目のエントリ経由は別として、アンテナを張っていないサイトは基本的には見ません。こっそり見るのがそれほど好きでないので気に入ったら張ってしまいますが。

論壇誌とか買う気が起こらないので、はてな村はそのへん代用として見せてもらっているところはありますな。

インターネットを論壇にしている?学者や批評家のページにもマンガ関係は別として基本的にはアンテナは張らないようにしています。有名人のブログにはこちらが一応匿名なのでコメントをつけづらいと言うこともあるんです。匿名で書き込むこともしません。他の人がする分には気にしませんが自分のこだわりとしてはそういうのはなんかいやなんです。昔トラブったこともあって基本的にはこの自分の場所で勝手に一人で話題にするようにしています。

最近は文科系女子がなんたらとか2026年のなんたらとかはちょっと覗いてみましたが、基本的にオタクネタなんだなと思いましたけど、こちらの生活に余裕がないのであんまりよく把握してはいません。

2026年の予測はオナニー産業が話の枕になるくらいなので(エイズの蔓延は20年後どうなるんでしょうか)まあネタとして、私は今リモートグループウェアを探していまして、SourceForgeみたいなのはありますが、物理的に離れた環境で勉強会を開いたり共同論文を執筆できるものを探しています。ソーシャルネットのように仲間内だけでしか見られないでグループウェアの機能を持つものということで、それで今のところNetCommonsが自分が探しているのに一番近いですね。Xoopsがベースだそうです。

http://www.netcommons.org/

もちろん対面でないと伝わらないコミュニケーションを自分はとても重要なものと考えていますが、メーリングリストでは伝達の役にしか立たないので、現状ではレポートと小テスト機能くらいしかありませんが、それでもe-learning機能も持っているようなこういうWebアプリケーションは今後絶対伸びると思っています。職場でもOJTができる人がいないで仕事を丸投げされるのに私はほとほと嫌気がさしていて、ちゃんと教えられる人によるe-learningが結局主流になるんです。それから組織の壁を越えて知識の蓄積をしつつ応用、発展ができるためには、目的を同じくした人のグループワークのために余計なノイズが入らないように、完全に外に公開されていてはダメなんですね。

それで松本かつぢの話の後半は下書きのまままだ未公開になっているのですがまた時間が無くて週末にアップすることになりそうです。

ひとつだけ豆知識を書いておくと、上田トシコ先生は大正6年生まれなので今年89歳のようですね。漫画家としては今でも現役で書いていて、90歳にリーチがかかりました。お話をするとき展示台に手をつけながらも立って長いことお話しされて、頭脳も明晰、まだまだ元気です。

40代の働き盛りで足が痛んだり体調の悪い自分は何なのかって思いますが、上田さんがフイチンさんを書き始めたのは40歳で翌年には「お初ちゃん」も連載を初めているんですねえ。

職場で働いていて感じるのは年上の年代って型破りだとか面白い人がいないんで、自分も若さが抜け始めてつまんない人になっているわけですが、若い人と日常的に接する学校の先生とか本当にうらやましいです。自分が学生になればいいのか。ところが蓄えがないんだよなあ。

追記:今知ったこと 追記:今知ったこと - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - 追記:今知ったこと - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) 追記:今知ったこと - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

横山泰三氏がまだ存命で、同い年だけど誕生日は横山氏が先、上田さんは8月で89歳でいいのかな。それより岡部冬彦さんが昨年亡くなっていたのは今まで気づかなかった。娘のおかべりか(この人は本当にうまいと思う)と水玉蛍之丞もマンガ家と言っていいですね。

2006-05-14 ルミネ巡り このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

足のむくみの件で金曜日に病院に検査の結果を聞きに行く。

血栓は見つからなかったとのことでエコノミークラス症候群のように突然死する危険はないとのこと。しかし結局血管に大きな異常がないとわかっただけで、歩くときの痛みが改善されるわけではない。痛み止めをもらうが、こうなるとカバンを軽くして血行改善のため運動を習慣にするくらいしか思いつかない。私は高校時代体育会系の部活でしごかれたが、大学から運動を積極的にはしなくなったので、まずは自転車乗りを復活させる必要があるのかも。検査はエコーだったので出費は少なくてすんだ。

部屋が全然片付かないのに買い物でものが増えるのでわれながら何をしているのだろうと思うが、予約していた本が入荷した。

全3巻だが第3巻がまだ入荷していない。

金曜の午後もセール中の新宿ルミネへ本を見に行く。

途中で荻窪にも行ってみた。八重洲ブックセンターで放送大学の表象文化研究のテキストがあったので購入。今年からテキストが書き換えられて一冊持っていると便利かと思った。でもテレビを録画する環境が現在整っていないんだっけ。シラバスはこんなふう。

http://www.u-air.ac.jp/hp/kamoku/daigakuin/bunka/s_8910251.html

Amazonに載っていると思ったらこれは古いものだった。新しい版は渡辺守章、浅田彰に代わり小林康夫、石田英敬による執筆。

入門書としては次の本を先に見つけて最近入手したのだけれど、ちょっと値は張る(ただこれも教科書に使われているようなので古本は安く手に入りそう)。こちら一冊あれば放送大学のテキストは別にいらないようにも思うが、ラス・メニナスが載っていると買う悪い癖があるというか、放送大学のテキスト自体置いてない本屋も多いのでつい買ってしまった。

記号の知/メディアの知―日常生活批判のためのレッスン

記号の知/メディアの知―日常生活批判のためのレッスン

新宿ルミネ2の書店はブックファーストだった。映画論のコーナーはここ最近になって品揃えが良くなってきた気がする。しかしその分本格的な映画論の本はめっぽう高価なので、10%OFFでもないと勢いでは買えない。図書館で借りられるならそれに越したことはないが今借りている本がまともに読む時間がとれないのに買うとしたら古本でも売れるような本にすべきで、いくつか候補を考えていたがどれもえらく高いのだ。

この本は見つからない。注文しないと無理っぽい。以前立ち読みしてみたがフランス系の翻訳で骨が折れる。

「新」映画理論集成〈2〉知覚・表象・読解

「新」映画理論集成〈2〉知覚・表象・読解

これも最近見つからない。この手の本を買う人が最近増えたのだろうか。

しかし映画をたくさん見ているわけでもないのに難しい本を読むのは本末転倒ともいえる。

つい最近出た本で気になっていた本で、買うならこれにしてみようと思ったのだが、ごく最近まであったのに見つからなかった。

事典のたぐいも良いのがあまりないが、映画の理論書を読むのに用語集はどうしても必要なのでこれは買うことにした。

一人でもできる映画の撮り方

一人でもできる映画の撮り方

技法書を求めているのではないが、映画の基礎知識を身につけるとすればこの辺が一番入門として良い感じがする。

かつては大学図書館の利用証を作ってそれで大学生協に加入し割引でまとめ買いしていた時期もあった(漱石全集を注文した頃)が、職場が都心から離れて電車賃がかかる分、ついでに渋谷へ行ってCDなどを買い物に行くような予定を立てないと行けない(基本的に土曜日でないと書籍部にアクセスできなかった)ため、ひどいときは毎週漫研の部室をのぞきに行って渋谷をうろうろして帰るようなことをしていた。

土曜日は入荷した本を買いに行きそのあと部屋を整理する予定だったが疲れが出て一日休む。

今日は日曜日で交通博物館が閉館、入荷した本もルミネ10%OFF最終日で買いに行かないといけない、それで午前中に入荷した本を買いに行ってそのあと弥生美術館松本かつぢ展を見に行って最後に交通博物館見物と予定を立てたが、土曜日に仕事が進まなくてぐずぐずしているうちに12時を過ぎる。松本かつぢ展のギャラリートークはやはり見に行きたいので先にそちらに行き、その後東大構内からバスでお茶の水に出てそこから少し歩くと万世橋の交通博物館にたどり着く。17時から万世橋のライトアップが見られると聞いていたが万世ラーメンのパーコーメンを食べて時間になってもまだ明るくて、本を取りに行くには都心から離れないと行けないので断念した(検索したら万世橋のライトアップが載っているサイトがあるのでカメラを携帯し忘れて携帯電話で撮った写真よりもそれを見た方がいい。インターネットのいいところかも)。

ちなみに交通博物館のあたりはオタクの街というキャッチフレーズよりも昔からの秋葉原が残っているところで、子どもの頃父と東京に出かけると必ず秋葉原に行ったもので、万世橋というのは不思議なところだが今日は書く時間がつきた。

弥生美術館松本かつぢ展は今朝の気分では行くのをやめようかとも思ったが行って正解。今年一番の収穫で、最近へなちょこで自家中毒的なこちらのブログには似つかわしくないので書かない。論文もろくに書けないまま自己流でマンガ研究を続けてきたけれど報われたと本当に思えた一日だった。素敵な人たちと会うことができた。別のブログに書く予定だがもう遅いのでレポートは明日以降になる予定。

2006-05-12 ルミネ10%off突入 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

木曜からの4日間ですが書籍も対象なので(一部書店を除く)、何を買おうか迷ったのですが、戦前の映画とアニメーションとの関連に関心があったので、以下の本を購入。

映画学的想像力―シネマ・スタディーズの冒険

映画学的想像力―シネマ・スタディーズの冒険

これは今までのアニメーション本が扱ってこなかった部分も多く、やっとここまでたどり着いたかというものといってよい。昨年フィルムセンターで上映されたアジア初の中国製アニメーション「鉄扇公主」(私はうっかり見損ねました)が上映当時の戦前の日本(1942)でも劇映画を凌駕する人気で大ヒットし、手塚にも大きな影響を与えていることとか、「ポパイ」、「ベティ・ブープ」のフライシャーが多用したインク壷アニメーション(実写のインク壷からペンを握る手が現れキャラクターを描き始めるとそのキャラクターが動き出し最後はキャラクターがインク壷に飛び込んで帰っておしまい、という趣向、ココ・シリーズが有名)などについてもきちんと書かれている。もちろんフィリックス・ザ・キャットも登場し、実写ではなく自らのキャラをキャラ自身が描いたり、アニメの中のクエスチョン・マークをよじ登ったりといったアニメ独特の表現手法が先鋭的な形で現れる。マッケイを含む初期のアニメーションが19世紀末に流行したライトニング・スケッチによる映画でもあり、ライトニング・スケッチ芸人であったブラックトンの映画は草創期の1896年に撮られていることなど、いままで知られてこなかったことに踏み込まれていて大変面白い。これは必読でしょう。

2006-05-07 最近の話題より。 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

フランス国立視聴覚研究所(INA)がネット公開した番組10万本の衝撃

http://toshio.typepad.com/b3_annex/2006/05/ina10.html

これはいろいろなところで話題になっていましたが、文化大国フランスの面目躍如と言うところ。目先の利益だけで文化的蓄積のアーカイブを出し惜しみしても風化して忘れられてしまうのがオチなのであり、iTunesはアップルの独占がとやかく言われているけれど実際には競合するサービスに比べてマイナーミュージシャンの作品もかなり多く入手できるように、送り手のほうも妥当と認めているから成功しているわけで、国のレベルでそのようなサービスを提供するというのはフランスのような国だからこそできたこととも思えます。

コンテンツのデジタル化と言う点で、マンガはもともとが書籍の特性を活かしたものなので、私などは電子ペーパーとして画面でみるのはちょっとつまらないと感じるところもありますが、ダイジェストを配信する分にはこれでいいんじゃないか、という気もします。復刊ドットコムのような仕組みと連動させて共同購入という形でオンデマンド出版してもらうとか、どうしても製本するだけの人が集まらなければコンテンツにお金だけ払って電子的に自分のパソコンなどに保存しておいて、コンビニなどで製本サービスの窓口を作って欲しいものだけ一冊ずつ簡易製本してもらうとか、マイナーな短編を主に読んでいる私はそういうサービスが欲しいですね。製本したついでにネットで宣伝して、オンデマンドで出版までこぎ着けたら宣伝した分の報酬がもらえるとか。ロングテールを活かすにはいろいろアイデアを考えるのが必要だと思います。

2006-05-06 自転車に乗って(悪意と妄想について)

連休も3日間の祝日を過ぎて今日は通常休日の土曜日。公共図書館は都立の図書館も市立の図書館も休みだというのに開いている日が多かったが、国会図書館は今日だけ開いていて、久々に行ってみようかと思いつつ結局出かけるのはやめた。休み中に、2週間ぶりに修理に出していた自転車が戻ってきた。

地元の図書館で貸し出しされる資料の数がいつの間にか十冊に増えていた。二週間では読む暇も無いと思うが、家に持ち帰ってスキャンするというひとも多いのだろう。だらしない私にも譲れないモラルはあって、公共のものは大切に扱う、というのが一つ。図書館の本を盗むなどもってのほかと思うのだが、ところがここのところ読む時間がとれないまま返却を異常に遅らせてしまう悪い癖がついた。

十冊も借りるとかばんの中に保存するのも良し悪しで、本を傷つけてしまうのも申し訳ないが、へたに外に出すといつも掃除の途中の部屋の中に紛れ込んでしまうので、大きめの紙袋などに入れておくが、先月末に借りに行ったら一冊未返却といわれた。このところ実家に戻ったり行き来が激しく別の一冊をうっかり別の場所に置きっぱなしにして見つからないことがあって、必死に探して見つけたあとちゃんと確かめて返却したはずなのだが、自転車を修理に出している間に返却しに行って、夜の図書館まで歩いて返却ポストの中に一冊ずつ確かめながら返したはずなのだけど、こちらでも確認してみますのでと言われながらとりあえず新たに貸してはくれた。とても不健全な想像だが、私が返却ポストに本を入れたあとで、誰かがポストに手を突っ込んで、スロープになっている入り口に引っかかっている本を引き抜いて持っていってしまったのではないかという妄想が一瞬頭をよぎる。

こういう病的な妄想にとらわれるのも、自転車を修理に出したのが、後輪のスポークが軸のほうの付け根でポロポロ数本折れていて、それに気づかずに乗っていたら後輪がゆがんできたらしくて走っている最中泥よけに擦り付ける音がひどくなるのでなんだろうと思ってよくよく見たら根っこで折れていたのが判明したからである。スポークの車輪のハブの側は折り曲げるような形にくっついているので、そこから折れるということは私のように重いリュックを常に背負いながら自転車に乗っていると起こるかもしれないが、安全マークも付いているのにこんなにポロポロ折れてもいいのかという感じで折れているので、誰かが悪意でペンチで切断したみたいにふと思ったのだった。しばらく前までは通勤に自転車を使って駅まで行き、夜の駐輪場だと見つけにくいのでわかりやすい目印をつけていたのだが、駐輪場に自転車を置くと、誰かの何かの怒りの腹いせなのか自転車がなぎ倒されていたり、時には倒したあとわざと踏みつけるような輩はどこにでもいるようで、目印を付けた自転車だと狙われやすいというデメリットは覚悟していたが、こういうのを悪意と思い込むことで悪意の連鎖はかえって広まってしまうので、例えば折れた切断面を専門家に見てもらってどうして折れたのか調べてもらうなんてことも考えたが結局原因がわかってそれが悪意に基づくいたずらとわかったところで警察に話くらいはするだろうけどその先どうなるわけでもないと思う。ただとりあえず買った店に持っていったらこれは車輪ごとメーカーで交換しないといけなくて一万五千円くらいかかるといわれたので、もう無償修理の期限が過ぎていたが購入時の保証書を取りに行って一応メーカーに掛け合ってもらうよう頼んでみたところ、スポークをもっと太いものにかえたとかで無償で取り換えてもらえたのは有り難かった。

こんな他愛ない疑心暗鬼に陥ったのには、私は夜に自転車に乗るのが癖になっていたということもある。自動車を持っていたらやはり夜中自動車でちょっと外に出てみようと思っただろう。基本的に人がいないのがいいのだが、夜の駅前そばの所在なげな若者たちがうろつく街中を冷やかしみたいに乗り回したりもしてはいた。

そもそも30代の中頃までは休日になるとよく自転車で遠出をするという習慣があった。結局ストレスの解消としては自転車で外に出るのが一番ということだったのだけど、最近はあまり昼間外に出なくなっていて、それでもとりあえず自転車には乗りたいので夜でもぶらぶらと外に出てしまうのであった。これが夜更かしになってしまうので、早寝早起きにシフトしようといっていたはずなのだけど今日ももう遅くなっている。

自転車の話ではないがここ最近困っていたのは、私はMacを使っているが、MailからWindowsのウィルスが検出されたのだけどSymantecのAntivirusで検出されても修復、検疫ができず、Virexではこのウィルスが検出されない。Sophosのお試し版を見つけてようやく隔離したのだが、Appleの.macのメールはメールサーバ側でのウィルスチェッカーもないし、外にばらまく危険も考えて送信には使わないようにしているところ。マルウェアが侵入している可能性も考えるが私の知識では調べる手だてがない。Sophosは法人向けなので試用期間はいいのだが価格の情報もないし、Macに関してはとにかく駆除ツールも用意されていないのでなんともすっきりしない。この点だけはなんとかしてほしいところ。

気の進まない話 気の進まない話 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - 気の進まない話 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) 気の進まない話 - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

私がこの日記をはじめた最初のほうで、電車に乗っていたら顔は日本人なのに話す言葉がどうもスペイン語かポルトガル語かという若いヒップホップスタイルのギャングの集団に電車の中でからまれた、と言う話を冗談だけどと言いながら書いたのだけど、これは脳内の妄想ではなく実際に起きたことで、何かそういう恨みを買った覚えもなく、その事件と前後して二軒先で不審火があり一家全焼したとてもいやな感じの時期があって、とりあえずそんな奇怪な体験は以降出くわしてはいないけれど、念のためこうして日記を書くことを続けよう、と思って書き始めたのはまぎれもなく事実である。

もしかしたら単純にビジネススタイルでリュックを背負うだけでも標的にされるのか、とも思わないでもないが、とにかくいやな体験ではあった。このときは数人の仲間のうち隣に座った若者にこづかれたのだが、目をつむって寝たふりをしながら無抵抗不服従の態度で顔に怒りの表情をかすかに匂わす程度で防衛するしかなかったのだった。もうずいぶん前の話なので今回の話に結びつけるのは考えすぎだろう。

むしろこれは本当に妄想の領域で言うのも恥ずかしながら、何か大きな誤解があって自分が巻き込まれているだけでなく、もしわたしの思いも寄らないところでとばっちりを受けている人がいたりしたら、これは私の不徳というか大変申し訳ないことです。

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これからしばらくの間も書くことが見つかったら仕事に差し支えのないように不定期でぽつりぽつりと書く感じになりますか。最近自分自身のために生きる意欲の感覚が奇妙に薄れてはいるものの生きていていろいろな事件にぶつかること自体はウェルカムだし、人の役に立たない人生は空しいという感覚があるもののまだ自分に自信を全く失っているわけでもなく不遜な面も失われてないようだし、別のブログのほうでもう少しまともなコンテンツを書くようにはしたいと思っています。

2006-05-04 ゴールデンウィークの五月病

連休のはじめに久々にマッサージに行ってリフレッシュしようと、行って足のほうも揉んでもらったのだが、これはよくなかった。自分は血管が弱いのか、大学入試の前にはストレスで血尿を出したり、痔も出血がひどくなって一度手術している。寝室にしている部屋の窓をモノがふさいでいるので朝の日の光が入ってこなくて、昼までも電気をつけないと暗いので環境は非常に良くない。十年以上前のオーディオセットで南の窓をふさいでいて、これで朝タイマーで音楽を鳴らして目覚ましにしていたのだが電源がいかれてからは、ただの邪魔物になっている。CD5連装で中に入っているのを抜き出さないといけないのだが、もう捨てるしかないかな。電源のほかは壊れていないのでもったいないのだけど部屋の環境が悪いと気分がふさぐ。

もっとも、引っ越してきた当時は南の窓の向こうは駐車場で、うっとうしいほど光が差し込んでいたのだけど、いつの間にか近接して家が建っていた。なので邪魔物をどけても昔のように光が差し込むことはないかもしれない。それにしても部屋が片づかない。捨てないで移動するだけなら空くわけがないのだった。

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2年前に無線ルータを買って使っているのだけど、セキュリティ設定がよくわからなくて、隣の家からでも無線LANが使えてしまうような状況もこまるので、適当に設定して自分のマシンアクセスできないのを確認してはいたのだけど、新たにプロバイダを登録して設定を久々にいじることに。無線LANはデフォルトの設定でオンになっていて、よく見れば設定でオフにできるのにいままで気付かなかった。それともファームウェアを更新したせいだろうか。これまでは適当に暗号化の設定にしてあったが、昨日一日中かかって設定をして、めでたく暗号化してLet's Noteと無線LANをつなげることにようやく成功した。Mac miniも無線でつなげようとしたが、こちらはどうやっても失敗する。もともとこのルータ自体があまり出来が良くないのかもしれない。従来使っていたのがヤマハの有線ルータで、これはセキュリティの面倒な設定が簡単にできたのだけど、今使っているのは某社の安物で(安物でないルータはかなり値が張る会社のものなので選んだのだけど)、セキュリティポリシーなどの設定はほとんど一から手動でやらないとならない。それともウィンドウズ用の設定ソフトかなんかで外からいじれるのかしら。ヤマハのルータの設定を丸写しにしておけばいいのかもしれないが、それだけのことも面倒に思う自分がいる。LANの勉強というのは仕事とからんでいたものの苦痛というのに近い。今はTCP/IPがほとんどなのでまだましだがかつてはプロトコルの規格が乱立していて、暗記ものというのが私は決定的に苦手だ。もちろんただの暗記で済むわけでもないし、実技がなければ覚えられるものではないが、プロトコルがポシャれば知識は無用になるし、出来れば人任せにしたいところである。

結局ルータの設定をするのに接続したマシンを何度もフリーズさせて強制電源断を繰り返して一日を消費してしまい、プロバイダも新しいところと契約したのでようやく快適な環境を再構築し直したが、もう4日なのかと思わず鬱になっているところ。

さて、なんとなく書き足りないかな さて、なんとなく書き足りないかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - さて、なんとなく書き足りないかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) さて、なんとなく書き足りないかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

こちらのブログはわざわざ人に話す意味があるのか訝しい愚痴の類いと趣味や研究の話題をごっちゃにかいているだらしないコンテンツになっていて、マンガ紹介のほうをココログのほうに移してみたものの、なんというか読者層が違うのでココログのほうはどうもやりづらい。マンガ関連で批評的なものははてなにもう一つ作って分けようとも思っているが、分散させてもエントリの更新がそれぞれ滞りになりがちで、ここの日記の存在意義もただの愚痴だけなら書かないほうがまし、ということになってしまう。こんな人間が何をとち狂ったかマンガの研究に興味を持っている、ということでこのスタイルで書き続けるのがいいのか。

マンガ読みとしては小学館の学習雑誌から始まっているので、今村洋子の「ぺちゃこちゃん」や北島洋子のバレエ漫画が最も初期の体験なんで、少女まんがのほうに進んだのはそれなりに理由がある。不思議なことに「小学一年生」くらいで男性作家で誰が描いていたのかってほとんど記憶がない。ほんとうに藤子不二雄くらい。幼稚園の頃は団地の神童といわれていて男の子と遊ぶといじめられ役にまわされて、こちらもただ黙っていじめられているわけでもなく反撃はするのだけど不毛とは思っていたので女の子たちに混じって遊ぶほうを好んだようだが、おままごとくらいしかすることはなかったのじゃないか、そのへんはよく覚えていない。

ブログを書くのもだらだら書いているとかえってストレスがたまってくる。えーとお題は何だっけ。

「初心者のための記号論」へのはてなブックマークが400を超えていて、ちょっと驚く。

http://www.wind.sannet.ne.jp/masa-t/index.html

記号論って文系だと大学の1,2年くらいでやらないのかな、とぼけてみるが、マンガ研究をやるんなら記号論の初歩ぐらいは知っていないといかんよな、と思いつつも、つい先日まで図書館で借りていたエーコの教科書はほとんど読まずじまい。で上のページは成城トラカレで紹介されていたのでブックマークしておいたのだけど、この程度の初心者向けの本があまり日本では出版されていないような気がするのは気のせいか。ときどき大塚英志氏の批判めいたことを書いたのも、サントリー学芸賞をとった「戦後まんがの表現空間―記号的身体の呪縛」がそのタイトルからしてアレというか、なんか恥ずかしい題名だよなと思ったのもあって、バルトとかソシュールとかに言及しているわけでもなかったし、ボードリヤールは80年代に広告代理店の電通あたりでマーケティングの研究会で採り上げられていたわけだし、プロップの物語論は中学生の時読んだ双葉社版の「マンガの描き方」(吾妻ひでおの初期作品が多数載っていたやつでレア物かも)で紹介されていたので、パースとかジュネットの著作をわけわからんと思いながら図書館で読んでいたりしてマンガ版の「S/Z」みたいなものを書きたいと誇大妄想に耽っていたかつての私は(実はいまだに書きたいと思っているのです(笑))、どうにも腑に落ちない気持ちでいっぱいでしたが、大塚氏の影響は私と同時代から下には驚くほど大きな影響がありますね。戦後史に関する大塚氏の着眼点は面白いと思っていて自分も似たところに可能性を見ていた面も実はあるのですが、この人原作まで書いているくせにそんなマンガ読んでないじゃんと言いたくなることがいろいろとあって、何度か悪口を書いてきましたが結局本を買わされるわけで、斎藤環氏がマンガに関しては私が思っていたようなことを書いていたし、コミック新現実ではみなもと太郎氏に講義も受けたということで、まああとつけ加えることは特にないです(いつの間にかです・ます調になってるな)。批判することで実りのある意義のある批評家ではあると思うんですけど、ユリイカの藤田嗣治特集を見たらまた手塚で、いいかげん飽きたなあ。自分もちょっと頭ボケてきたしなあ。

なんというか、例えばクリプキにしてもいまだに「柄谷=クリプキ」みたいに語られることがあってうんざり、という気持ちはあるわけで、「記号的身体」なんて言いまわしも柄谷独自の独我論の解釈に似たようなものというか、記号的って要するに後に言われるようになった「マンガ・アニメ的」をかっこよさげに言い換えているだけじゃん、という気持ちはずっと変わっていません。記号的に対置して映像的と言っているのですから、素人目にも記号論じゃないよなあ、という感じで。

でもやはり「記号的」という言葉それ自体がとても気持ち悪いわけで(「記号」というもやもやした概念にさらに「的」がついちゃう!)、もう少しましな言葉に変えられないかと思っているのですが、図像的だと図像学(イコノロジー)というすでに成立している学問があってまた意味合いが違ってくるし(あえてイコン的、と言ってもいいかと思わないでもないけど)、図案的、というのも考えたのですが、図案というとデザインになるわけで、デザインという言葉がまた面倒で「意匠」などとも訳されるし、略画的というのも手塚の絵を指すにはおおまかすぎるわけで、こういうことに時間をかけていても徒労という感じになってくるのでした。

これだけ書くのにまた結構時間かかっているので、いい加減やめたいところですが、最近ロラン・バルトの本が結構復刊されていて、やはりそれなりに読み返したいとは思うのですね。結局「作者の死」ばかりが有名でなんかまともに評価されていたのかどうにも疑問なのですが、だいたいフーコーのあたりでうろうろして(要するに「ラス・メニーナス」について論じたところのインパクトが大きすぎる)、日曜マンガ研究だと本業とかけ離れすぎていて予備知識としても非常に難儀なんで、でもフーコー関係の本も最近結構出ているし、現象学系ではメルロ=ポンティの入門書が最近続けて出ていたので、時間があれば読んでみたいのだけど。

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

フーコー―他のように考え、そして生きるために (シリーズ・哲学のエッセンス)

ロラン・バルト (シリーズ 現代思想ガイドブック)

ロラン・バルト (シリーズ 現代思想ガイドブック)

メルロ=ポンティ―可逆性 (現代思想の冒険者たちSelect)

メルロ=ポンティ―可逆性 (現代思想の冒険者たちSelect)

まあ私の場合入門書専門ということで。

なんかどうでもいいのかな なんかどうでもいいのかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) を含むブックマーク はてなブックマーク - なんかどうでもいいのかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) なんかどうでもいいのかな - ad-lib-comic-diary (ただいま整理期間によりお休みです) のブックマークコメント

ユリイカの最新号は藤田嗣治特集で、最近の私は戦争画よりも彼のおフランス趣味のほうが気になるわけですが、お約束のように椹木野衣と村上隆の対談、そしてimago以来青土社とはつながりの深い大塚英志手塚治虫をお題にしているので、まあ買ってみました。で結局まだ読んでないんですが。

その村上隆氏が、ナルミヤインターナショナルという子供服で最近派手に成功を収めている会社に対してDOB君のキャラクターに著作権侵害訴訟を起こし和解金4000万円で決着し、東浩紀氏が違和感を表明するなんてことが最近ありました。著作権の問題なのですがこのへんに言及している記事はあまり見ていないですね。微妙で厄介な問題を抱えています。

それからこの前「貸本マンガRETURNS」という本が出て、夏目房之介氏が最初の権藤晋氏の書いたところについてご自身のブログで批判を行ったんですが、権藤晋氏がこれに反論、夏目氏がこれに再度応答するも貸本マンガ史研究BBSでは夏目批判の嵐が吹き荒れるということもありました。こちらの論争はほとんど外野で話題にする人がいないんですが、その前提として、「貸本マンガRETURNS」がこれまでの貸本研究の本と一線を画しているのは貸本少女まんが研究が充実したことで、このへんは本当は子供の頃吉屋信子を熱心に読んでいたという某唐沢氏あたりがB級学なんてやらずにまともにやっていれば良かったのにと思うところだったんですが、少女マンガの部は1968年生まれの吉備能人氏が担当していて、要するに昔からの貸本マニアはほとんど少女まんがを論ずることができなかったという状況が続いていたわけですね。私は貸本屋の記憶をかすかにとどめているためにかえって興味が他に向かったということもありますが、生まれる前だからこそ興味が強くなるのは私もそうなので、本が出てみると頷けるところがあります。

例えばフェミニズムが認知され台頭するのは少女マンガの隆盛と重なり、マルキシズムが思想として弱体化していく時期で、たとえば手塚氏や石森氏のような人でもフェミニズム以前の人ですから、マンガの評価もまさにそうですがサブカルチャーへの差別の感覚にはエピステーメーというかパラダイムというかギャップがありまして、権藤氏は1940年生まれで夏目氏は1950年生まれ、ちなみに石ノ森氏はトキワ荘で最年少で1938年だそうですが、フェミニズムの影響は団塊以降からおずおずと現れ始めて70年代の少女マンガの隆盛を経てオタク文化にも大きな影響力があったもので、私の世代くらいだとおそらく何らかのトラウマに近いものとして刻印されている可能性がありますが、吉備氏くらいの年代になるともう私の世代にはあったねじれのようなものがなくなっているのかもしれません。団塊の世代だと青年期になってからですからまず頭で理解しようというところなのでまた違っているようですね。

で、夏目・権藤論争は勃発した途端に不毛な方向に向かうだろうという予測が立つわけですが、夏目氏も全部読み終わらないうちについ批判しちゃったという感じでこれはちょっと勇み足だったと思われ、しかも格差社会と騒がれている昨今では、夏目さんの反論も、手塚が死ぬ前の80年代的、一億総中流的なものとして批判されてしまいかねない面が出てしまったようにも思われました。

ちょっと思ったのですが、80年代の吉本隆明批判はマンガの領域には入ってこなかったどころかむしろマンガ論が歓迎された面もあったというか、娘さんがマンガ家と小説家になって、大塚氏なども吉本隆明と接近して白倉由美のマンガの後書きに岡田由希子論(アイドル論!)を書いてもらったりしていたと記憶しています(前にもこれ書いたっけ。記憶だけで書いているのでエッセイかなんかだったか、ちょっと忘れてしまいましたが)。自分は吉本はもともとあまり読まなかったのでマンガ批評への影響力が実際はどうだったのかとなると実はよくわからないところですが、いまだに大きいのかもしれませんね。

いずれにしても論争の手前で失速した感じで、しかもこれは男の沽券に関わるような面倒なところでの対立なので、一度女の子に嫌われたら許してもらえないくらいに私には手がつけられないですわ。吉備さんと宮本さんが仲よくやっていければ問題なしだな。

そういえば記号的身体とは(いまだに根に持っていたのか)、手塚の「まんが記号説」が論考の元になっているのだからあまり変えてしまうのもかえって良くないというか、気になるのは記号的、が一般的に使われてもそれが何を言いたいのかわからないというところに尽きるので、記号説的身体、としてしまえばいいんだな。記号学でも記号論でもないからちょうどぴったしじゃん。自分的(笑)にはこれでいいな。なんか長く書いて終われなくなって本当に疲れたのでちょっと横になっていたらひらめいたけど、ちょっとすっきり。

2006-05-02 ゴールデンウィーク突入

4月はいろいろな集まりがあって出費もかさんだこともあって、ゴ−ルデンウィークはほとんど出かける予定がない。昨年から足がひどくむくみ、かかりつけの医者に言ってもまじめに聞いてくれないので、これはどうしたものかとインターネットで検索したら最初にリンパ浮腫のページを見つける。そういえばもう15年くらい昔に足に斑点のような跡があるので何だろうと思って見てもらったときは静脈瘤といわれたのを思い出したが、その頃は放っておけばいいといわれあまり気にしていなかった。昨年の夏ごろから歩くと痛みが出てきて最初は静脈瘤とは結びつかなかったのだが(痛む場所が違う)、今年になってさらに悪化して、内科でも整形外科でも相談してもわからないような状況だったが、これは外科で診てもらったほうがいいということがようやくわかる。静脈瘤の場合は血管が浮き出るような感じが一般的なのか、私の場合は静脈が浮いて見えることはないのでなおのことなんとなく見逃していたのだが、リンパ浮腫だとむくみそのものなのでわかりやすい。結局脚部エコー検査を受けたが、まだ結果はわからない。

私は車の免許証を持っていないので(作家のような人種にはざらにいるそうだが、会社員では珍しいだろう)、写真付きの身分証明書がほしいと思って検査の日の空き時間にパスポートの申請に行ったが、市役所に行って住基ネット関連でそういうカードがなかったか聞いてみたら、やはり住民基本台帳カードを申請すれば交付するらしい。ではついでにこれも作ってしまおうということになった。本当は免許証くらいほしいところだが、大学時代に合宿でとるのが常識と言われていたのに、免許が取りたいと親に言うと、父は教習所に通うのは金の無駄だから運転の仕方を教えてやる、と言うのだがいくら団地の中でもそれは非常識というものだろうと言うと、教習所など金ばかりとって無駄だと埒が明かなかった。父親自身は教習所に通ったようだが、自衛隊時代は構内であれば免許がなくても運転はできたようだから、なおのこと馬鹿馬鹿しいと思ったのであろう。しかし生命保険は縁起が悪いから入らないとかなかなかけちくさく自分勝手な人で、子供である私もその辺の性格は受け継いでいるかもしれない。弟は父の言い分をあっさり無視してさくっと学生時代に免許を取ってしまったのだから、親が困ると思ってもあの時ぐらいは無視すれば良かったのかもしれない。しかし弟は弟で生保勤めだから車は必需品だが新車を買って三回も交通事故を起こして派手に廃車にした。まあ免許をとっても車を買う金も無いしと思うとあまり機会が無かった。東京住まいだから車はすぐ渋滞につかまるし駐車場代も馬鹿にならない。車が買えるくらい出世しないと結婚は無理だなと思いつつ、嗜眠症のため出世はおぼつかなかった。大学の頃から「大物」とあだ名を付けられたのはそのせいだったのかと気付いたのはつい最近のことで、これも最初はリタリンを処方されたり鬱病と言われて入院させられたりで、なんか違うだろと思っていたので生活もかえって乱れることになったが、今日はもう連休に入るし午前中に新聞雑誌のゴミ収集がくるので徹夜だ。部屋の整理をして空間を広げて、睡眠リズムの乱れは連休の後半で早寝モードに切り替えてみることにしよう。

昨年の夏はトタン屋根の下猛烈な暑さで苦しんだが、足の水虫がちょっと異常に広がって足の角質の辺りがぼろぼろと削り取れるようになってそれから足が痛むようになった。リンパ浮腫だと感染症がひどくなるとのことで、今年は今のうちから対策を立てておかねばならない。

話がそれたが、パスポートの交付は日曜日でも行っているのでめでたくICカード仕様のパスポートを手に入れたが、10年間通用するカードで16000円の出費となった。そういえばもう十年以上前に入社早々いきなり海外出張に行かされて(TOEICの点が高かったせいだろう。人事評価の実にいい加減な会社だと思った。荷物が空港に届かなかったときだけ英語が通じたがビジネスではさっぱりであった)、そのときもパスポートは作ったのだけれども、その時もわりとお金はかかったとは思ったものの、ちょっと予定外の出費になってしまった。写真はパスポートセンターの側で撮影したが結構値が張るし、今では即席写真との違いは写真自体の質ではなくて、顔や肩が斜めになったりメガネに光が反射したりといったところを撮影する人が見てちゃんと教えてくれるところが価格の差になるといえるだろう。まあ写真機メーカーの名前がついている即席写真でも鏡はあるからあまり変わらないかもしれないけれども。だが作ったあとで、裸眼でも一応そこそこ見えるので眼鏡をはずした写真にすれば良かったと気がついたがすでに遅し。ひげも中途半端に生やしていて髪の毛もいくぶん中年っぽくなって昔の写真と見比べるとがっかりする。住民基本台帳カードのほうは平日の窓口に本人が受け取りに行かないと交付されないのだが、2日は会社が半強制的に休日を取得させる候補日だったので、連休の初日にして住民基本台帳カードをもらいに行った。こちらは500円。これでも身分証明になるはずだけどどうなんだろうか。パスポートは常に携帯するには大きすぎるが、住民基本台帳カードを財布に携帯するというのもちょっと変な感じはする。やはりバイクの免許くらいはほしいかな。

ちなみに先月にルミネSUICAカードを作ったので本が5%引きになる(地元に一番近い本屋ではダメらしいが)。モバイルSUICAに興味があったのだけど、説明を読むと、電池が完全に切れてしまうと使えなくなるというのでやめた(完全に切れてしまうことはめったにないが、毎日携帯する癖がついていないので充電しないまま放ってしまうことがまだよくあるのだ。あと写真でどれくらい消費するのか気になる)。携帯電話は前に持っていたFOMAが旧型でとても電池の持ちが悪く、とある特売で買い替えたら(FOMAの買い替えは普通ほとんど値引きが無いものだ)、iチャネルとか便利かななどと思っていたらいきなり月の料金が17000円も来て、買ってすぐ着うたをダウンロードしたらパケット代がかなりついたらしい。パケットパックを最低から一つ上に上げてみた。定額はまだ割高に感じる。本当はauに変えてもいい気持ちなのだが、結局パケットで課金されないフルブラウザが使えるVGA画面の手帳がほしいな。ルミネカードを作ったあと調子に乗ってビックカメラSUICAも頼んでみたらこれも作れてしまった。ビックカメラはパソコン関係が金喰いなので、半年ごとにノートを買い替えと買い増しするような無謀なことはもうしないが、いまだになんだかんだ言ってよく使う。明日から3日間西友でセゾンカード割引デーがある。医療費は馬鹿にならず、本のために時に借金し、優待価格を目当てに生活する日々。一人暮らしはとかく無駄遣いする。とりあえず毎日体重を量り家計簿をつける習慣をしっかり身につけなければ。

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有料オプションにしてみたが、はてなでどう使うのか今一つわからない。Googleのほうだと大きくわけて三つタイプがあって、コンテンツ向け AdSense: ca-pub-となっているのだが、このca-を外せばいいのか、なんか説明があまりはっきりしていない。はてなの広告が出るのは設定が失敗しているということか。