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2005-11-27 とりあえず月末 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

競馬ネタはしないつもりだったのにジャパンカップレコードですか。ああ府中に見に行けば運試しで馬券買って当たったのに。

昨日競馬新聞をちらりと見てKingmambo産駒にデットーリだったらかなりの確率で勝つだろうと思ったのに。

不覚、というか所詮は賭け事とは縁がないということですね。しかしこれで日本の馬はいよいよ海外の大レースを勝たんといけませんね。


脈絡がないようですが(馬のいななき?)昨日の夜はローソンチケットでONJOのライブチケットを手に入れるためにネットで確認のため家から2往復してしまいました。馬券とってたらチケット代浮いてたけどまあ仕方ない。いよいよ今年の締めくくり。

2005-11-12 銃とクイズ

しんどいエントリが続きました。私自身と無縁なものはない、というより疫病神の気分をこじらせています。

光文社創業60周年企画「少年」昭和37年4月号オール復刻BOXAmazonから届きました。私が生まれる前ですが、少年マンガ黄金時代はいつかを決めるとなると、もしかするとこの頃じゃないかと思います。

巻頭カラー鉄人28号、次にサスケ、ストップ!にいちゃん、シルバークロス藤子不二雄)、鉄腕アトムという掲載順で、寺田ヒロオ、小沢さとるがこれに続きます。読み物が入って中盤にポテト大将(板井れんたろう)、それから石森章太郎の新連載「少年同盟」があり、後半には前谷惟光、桑田次郎堀江卓らがいます。

また付録ですが、巻頭の5作品は途中から別冊付録に続くようになっており、これに九里一平、一峰大二、わちさんぺいを加えた8作品で8冊の別冊付録になっています。ちなみにわちさんぺいさんが「ナガシマくん」、前谷惟光さんは「ロボット一家」という、主人公がほぼロボット三等兵と変わらないマンガを載せています。Googleで検索した限りではロボット三等兵自体はこれより前に少年クラブで連載されていたらしい。ちなみに検索している途中で夏目房之介さんの新刊でロボット三等兵を採りあげているようですが、これは買ったままどこかに行ってしまって中身は確認していません。

読み物のほうには江戸川乱歩少年探偵団があり、これだけ役者が揃うと壮観です。他に恐怖もの、SFと戦記ものが載っています。恐怖ものとあえて呼んだのは、吸血鬼の変形ですが宇宙人に体を乗っ取られるというもので、同じ号に載る鉄腕アトムが「宇宙寄生虫」の巻と、掲載されている作品中ではもっとも怪奇度が高いものになっているのも注目されます。楳図かずおさんが恐怖マンガを銘打つのがおそらくこの頃ですが雑誌に進出するのは昭和40年頃であり、マンガにおける怪奇と恐怖がオタク世代のトラウマとなるまでにはまだ間があります。怪奇もの自体はもっと古くからあり、手塚マンガも考慮すると、あるいは戦争原爆体験の後遺症のようなものがあるかもしれません。

広告でなんと言っても目立つのがおもちゃモデルガンの多さです。昭和35年から38年にかけてテレビアメリカ西部劇が一大ブームになっており、37年頃は毎日のように放映されていたのではと思われます。ちなみにアメリカドラマとしては「ミステリー・ゾーン」(The Twilight Zone)、「コンバット」「ベン・ケーシー」なども放映されていました。

また、復刻版に載っている堀江卓さんの「ガン・キング」は連載の最終回になっていますが、ラジオドラマ化されており、さらに時代をさかのぼると有名な「矢車剣之助」もこの「少年」に長期連載されていて、少年画報に連載された時代劇「天馬天平」とともにテレビドラマ化されるなど看板作家として一世を風靡していました。堀江さんの回想が今回の復刻版にも載っていますが、スピード感を出したのが人気の秘訣だったのではと思われます。

ちなみに自分が小学生の頃(だいたい十年後)には実物に似せたモデルガンではなく、もっと低年齢向けの銀玉鉄砲や水鉄砲、紙詰めの火薬をはじかせる鉄砲おもちゃは必須アイテムとして駄菓子屋などで売られていて、小学生男の子はみな半ズボンをはいて拳銃ごっこをしていました。そういうわけで私は戦後旧世代の日本人の最後のほうにいるのではと思われます。私が主に少女マンガ読みをしてきたのは最初に読んだマンガ記憶が、月刊マンガ誌の体裁を最後まで残していた小学館学習雑誌で今村洋子の最後の作品としてマンガ史に異彩を放つ「ぺちゃこちゃん」とか北島洋子のバレエマンガであることが理由として大きいので、今回の復刻についても実際に読んでいたわけでもないのに懐かしくそして意外に古く感じませんでした。

さて、私は雑誌読みなので欄外に興味が向くのですが、一行クイズというのが載っています。めくった次のページに答えが出ているというものですが、なぞなぞではありません。あらかじめ覚えないと当てずっぽうでしか正解にならない知識を身につけるもので、意外なところで教育的配慮がされているというわけでした。このクイズから想定される対象年齢は小学校高学年から中学生くらいまでではないかと思われます。

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最近はマンガを読むことが高くつくように感じてしまうことがあります。ちりも積もればってやつですね。私は団地っ子でもともと下流だと思っていますけれど、ケータイ代にお金をかけているわけでもなくても電子メディアの方が安く感じてしまう罠があります。

児童書などになると本屋に行ってもめったに見に行かないわけですが、たまたま福音館書店が出している「母の友」で追悼特集をしていて、6月に亡くなられてから4ヶ月もの間知らなかったことになります。

戦後まもなく漫画家としてデビューし、日本を代表する絵本作家として知られていますが、漫画史上これだけは覚えておきたいのが、話の特集から出版された「トンカチおじさん/怪人ジャガイモ男」です。残念ながら絶版ですが、昔のレコードみたいに二つの漫画リバーシブルな表紙でそれぞれはじまって、真ん中でドッキングするという本は他にもたぶんあるのかもしれませんが私は寡聞にして知りません。これは仕掛け絵本的な発想があるのかもしれませんが、1970年前後のレコードジャケットにもいろいろおかしな仕掛けがあるものが頻出して、そこから付録のたくさんついた月刊漫画誌とちょっとつながるところがあるなと思ったわけなのでした。

実家に眠っているはずなんだけどどんな感じでつないでいたんだったかな。好きだけど機会を逸して読まない作家はたくさんおりまして、図書館にはマンガはほとんどなくても児童書はあるのでなんじゃもんじゃ博士あたりを読みに行こうかしら。

reds_akakireds_akaki 2005/11/17 00:28 以前伊藤剛に「お前はコメントがメールで来るよう設定していないのか」と云われましたが(今はしています)、わたしはつい最近迄トラックバックが勝手に飛ばなくなる設定に出来る事を知らなくて、迷惑をお掛けしました(今は勝手に飛ばない様設定しています)。
laco:20050429及びlaco:20051031にわたしが飛ばしたトラックバックを、削除してくださる事を希望します、「最近のトラックバック」という所を自分の飛ばしたスパムが占めていて他の方のトラックバックが流れてしまうのが堪え難いのです
疫わせて本当に申し訳在りませんでした。『テヅカ・イズ・デッド』というテクストについては、わたし自身が以前は別の言葉で考えていたのに、読んだ後ではこの本で使われた概念や言葉無しには思考出来無くなっている、事を告白せざるを得ません。手塚死のおかしな点については先ずわたしの問題ですので、20日で一先ずの鳧を付けます。文学フリマで大塚英志に見てもらいたいので。

lacolaco 2005/11/18 22:19 >reds_akaki さん
しばらく見ていなくてすみませんでした。
トラックバックは削除しましたが、飛ばした側が削除できることはできないんでしたっけ。
私のほうは今のところトラックバックをもらっても迷惑なことはありません。あと連絡先をプロフィールのところに載せてありますのでメールもOKです。(実はメールをいただいた方にお返事していないのに気づいたのですが、まったく失礼ながらちょっと遅れます。どうもすみません)