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特定分野の優等生君が恥を晒す場所

窓口業務の話についたはてぶコメントについて、

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-ecbf.html

いや、ハロワの窓口ごときでどぶ板か?という議論は大いにありうる。私も実はそう思う。もっと底辺はいくらでもあるだろう。ただ、これは、警察署長や税務署長で出ることとの対比で、政策形成に携わる中央官庁の役人の人事問題として論じられていることであり、懇談会の中間報告でやるべき実例として挙げられている以上、いや既にやっていたんですけど・・・というエントリに文句を付けられても、というところ。

問題はそれより、tari-G氏の「労働法以前に法の基本的なことを全く知らずにテキトーなことを述べている理由は分かった」という悪意に満ちたコメントの方。ここには、例の3原則の池田信夫氏やそのイナゴたちと共通する病理が露呈している。

私も一応大学で憲法の授業は受けているので「国家からの自由」と「国家への自由」などという概念自体は知らないわけではない。だが、そんな概念を絶対的なものと囚われていては、労働の現場は素直に見えませんよ、という話なのだ。

空調の効いた部屋で、分厚い憲法学の教科書を読むようなやり方で、労働問題を扱っては何も見えませんよ、という話なのだ。

憲法学だけの優等生君には労働が語れない。民法学だけの優等生君には労働は語れない。理論経済学だけの優等生君には労働が語れない。learnしたことを現実に合わせてunlearnしながら柔軟に議論を展開できなければ、恥を晒すだけなのだ。

(追記)

まあ、私も労働法以外の法律にうかつに手を出すと火傷しかねないので、この辺にしておきます。

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