盛岡放送局

2009年1月13日 12時34分更新

「医療局の努力不足も」


達増知事は、13日の記者会見で県立医療機関の入院ベッド廃止問題をめぐり先週始まった住民説明会で反発が相次いでいることについて「新しい計画案について強い反対があるのは医療局の努力不足もあったのではないか」と述べ理解を得ていくにはいっそうの努力が求められると強調しました。
達増知事は13日の会見で、「新しい計画案について強い反対が出てきた背景には医療局の努力不足があったのではないか。県民とともにやってくということについて今の説明会などの局面でもより工夫と努力が求められている」と述べて医療局に県民に対して理解を求める姿勢が足りなかったのではないかと指摘しました。

一方、
地域での説明会に知事の出席を求める声があがっていることについては「出席することはやぶさかではないが法令上は県立病院の経営について知事は権限がないので医療局が説明するのが筋だと思う」と述べました。

その上で達増知事は「そうしたことを無視して病院のあり方を議論することをやめて、とにかく知事に来いというのに応えるのはかえって地域医療にとってよくない」と述べ、説明会への出席は見送る考えを示しました。