大阪木津卸売市場 再開発事業の概要

■再開発事業の趣旨
  大阪木津地方卸売市場は、戦後の昭和25年に再開場して以来、年月が経過し、施設の老朽化が
 著しく、またお客様用の駐車スペースが敷地内に殆どない状況等狭隘となってまいりました。
  卸売市場を取巻く環境も生鮮食料品の生産構造の変化、産地直送等の卸売市場を経由しない流通
 の拡大、小売業界の構造変化、食生活の変化等激変しており、早急な変革を迫られております。
  このような情勢を打破するためには、再開発事業を実行することにより、ハード面においては卸
 売市場施設が新しく近代的な建物になることによって、@老朽建物の倒壊や火災、またそれによる
 2次災害の不安が解消される。A騒音や臭気が建物によって遮断される。B周辺の路上駐車が解消
 される。など長年にわたって地域の方々に多大な迷惑をかけていた課題が解消され、周辺地域の生
 活環境が大幅に改善されます。
  また、時代の要請に応え、衛生、安全面を考慮し、また市民に開かれたスペースを持つ卸売市場
 として再構築を行うと共に、従来の卸売市場にはない食関連の商業・情報文化施設等を充実させて
 まいります。


■再開発コンセプト
 
 本事業のコンセプトは、当卸売市場が大阪の都心部に立地し、あらゆる飲食店が指呼の間に多数
 あるという好条件を生かし、「食のプロ」を対象に、あらゆる食材、道具、情報が詰まった「ワン
 ストップ食ビジネスの拠点」を構築し、「くいだおれの街・大阪」に相応しい食文化の集約拠点と
 して一般消費者にもアピールすると共に、地域の発展を「食」の面から協力、支援し、自らも情報
 発信拠点として地域に寄与することです。

■再開発事業沿革
 平成15年7月  設計コンペ実施(応募総数23社)
 平成15年12月  設計コンペ審査
           (最優秀作品 株式会社大林組 本店 一級建築士事務所)
 平成19年
4月  建築確認許可
 平成19年
4月  第1期工事着工
 平成20年
1月  第1期建物竣工
 平成20年
4月  第1期店舗営業開始
 平成20年
6月  第2期工事着工

■工事の手法(3期工事)


■完成予想



■食 回 廊               ■フロアー構成




■建物概要
 敷地面積   17,500u
 延床面積   24,800u
 駐車台数   550台



■工事工程(予定)

 第1期  平成20年4月オープン
 第2期  平成21年春オープン予定
 第3期  平成22年春オープン予定





■現在の状況
      

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