電車内で女性の下半身を隠し撮りしたとして、神奈川県警金沢署は12日、横須賀市久比里、県警三崎署交通課交通捜査係長(警部補)、臼井茂行容疑者(59)を県迷惑行為防止条例違反(ひわい行為)容疑で逮捕した。
容疑は、11日午後6時ごろ、京浜急行横須賀中央-金沢文庫駅間を走行中の上り快速特急電車内で、4人掛けのボックス席の向かいに座っていた東京都練馬区の女性会社員(24)の下半身をカメラ付き携帯電話で撮影した疑い。県警監察官室によると、臼井容疑者は「携帯を操作していた。撮影するつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
同室によると、女性の隣に座っていた知人男性(24)が気付き、駅員に引き渡した。携帯電話には、スカートをはいた女性の太ももが写った画像が残っていたという。臼井容疑者は非番で、知人宅からの帰宅途中で、酒を飲んでいたという。今年3月に定年退職の予定だった。
永井弘一・監察官室長は「警察官にあるまじき行為。今後こういうことがないよう、指導を徹底したい」と話している。【吉住遊】
毎日新聞 2009年1月12日 20時20分