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イスラエルは最新兵器投入、ハマスは手製武器でゲリラ作戦

1月13日3時13分配信 読売新聞


 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で、イスラエル軍は最新の高性能兵器を次々と投入している模様だ。

 これに対し、イスラム原理主義組織ハマスは、住宅密集地での戦闘で独自の手製武器でゲリラ戦を挑んでいる。

 ガザ市で活動するノルウェー人医師が地元テレビに語ったところによると、軍は米国開発の新兵器DIME(高密度不活性金属爆薬)を使った疑いがあるという。DIMEは超高濃縮炭素に金属粒を詰めた兵器で、人体の表面をほとんど傷つけずに骨や内臓を高温で焼いてしまう。殺傷力が高く、発がん性も強いとされる。

 11日には、AP通信が国軍の白リン弾投下により、女性1人が死亡したと報道した。白リン弾は激しいやけどを伴う「非人道的兵器」との批判が強い。このほか、ハマスの地下トンネルを瞬時に破壊する地中貫通弾や無人爆撃機も使用しているとされる。

 一方、イスラエル軍によると、ハマスは民兵を装ったマネキン人形に爆薬を詰めて、国軍兵が近づくと遠隔操作で爆発させる「新兵器」で対抗している。さらに、住民が退避した住宅の台所や学校の教室の机などに爆薬を隠し、国軍兵が占拠した後に爆発させているという。

 同国紙ハアレツによると、ハマス戦闘員は学校やモスク(イスラム教礼拝所)の陰からロケット弾を発射し、90秒で逃げ去る「速攻作戦」を続けている。ハマスのロケット弾は、戦闘員が着弾したミサイル片や水道管などを加工し、手製で組み立てているものが大半だ。

最終更新:1月13日3時13分

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