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小倉キャスター“逆ギレ”降板も

 横綱・朝青龍に対する“星を買えればいいのに発言”が波紋を呼んでいるフリーアナウンサーの小倉智昭氏(61)が12日、司会を務めるフジテレビ・関西系情報番組「とくダネ!」に生出演し、番組降板も辞さない覚悟を明かした。小倉氏は、9日放送の同番組で八百長の存在を認めるかのような前述の発言をしたことについて、11日に相撲協会から抗議を受けたことを告白。「心からおわびしたい」と頭を下げたが、「責任を取れと言われれば、いつでも司会を辞める」と言い切った。

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 「もし、これ以上、火種が大きくなって『小倉、責任をとれ!!』ということになれば、いつでもこの番組を辞めさせてもらって結構です」-。番組の冒頭7分間にわたって小倉氏は、怒りをあらわにしながら強い口調で“逆ギレ”した。

 発端は、小倉氏が3場所連続で休場し、連日にわたって“進退騒動”が報じられていた朝青龍に対し、「星を買えればいいのに」と八百長の存在を認めるかのような発言をしたこと。

 小倉氏は、発言について「(9日の放送で)僕が悪い冗談といいますか、しんらつな言葉を使いました。ご迷惑をお掛けしたのであれば、心からおわびをしたいと思います。申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。

 だが、殊勝な姿を見せたのはここまで。続けて、相撲協会広報部長の九重親方(元横綱・千代の富士)から番組プロデューサーが「(12日の放送で)キチッと対応してもらえなければフジテレビに(相撲の)映像をお貸しできなくなる」と抗議を受けたことを説明。

 その上で「相撲の映像が流せないということになれば責任重大でありますから、おわびさせていただいた。だが、本当は僕は間違ったことは言っておりません」と熱く語った。これまで擁護してきた朝青龍への思いを熱弁し、「別に朝青龍関に『お金で買って八百長しろ!』なんてこれぽっちも思っていない」と訴えた。

 舌禍騒動で“土俵際”に立たされた小倉氏。相撲協会を押し返すことができるのか、寄り切られてしまうのか、今後の動きが注目される。

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