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韓日首脳会談:亀尾など4カ所に日本企業誘致へ

中小企業CEOフォーラム開催など、経済協力の強化目指す

 李明博(イ・ミョンバク)大統領と麻生太郎首相は12日、大統領府(青瓦台)で首脳会談を行い、両国間の経済協力の増進案などについて合意した。

 李大統領は共同記者会見で、「わたしと麻生首相は、部品素材産業の分野で日本企業の韓国進出が拡大できるよう、共に努力することとした。今年4月には日本の投資調達使節団が来韓する予定で、中小企業CEO(最高経営責任者)フォーラムの開催など、両国の中小企業間の交流や協力も強化していくこととした」と発表、さらに「亀尾、浦項、釜山・鎮海、益山の計4カ所を部品素材専用工業団地に指定し、日本企業がスムーズに韓国へ進出できるよう積極的に支援する」と語った。また麻生首相は、「日韓両国の成熟したパートナーシップ関係を一層強化する方策について、意見の交換を行った。アジアが世界に開かれた成長センターとして、世界経済のこれからの回復に大きな役割を果たすべきだとの考えに、互いに同意した」と語った。

 両首脳は、韓日自由貿易協定(FTA)交渉の再開問題について、相互利益となる方向で結論が導き出されることを期待する、という点で意見が一致した。また、東アジア共同基金の創設を骨子としているチェンマイ・イニシアチブ(CMI)の規模拡大など、世界の金融危機克服と実体経済の回復のためにも相互協力することとした。

チュ・ヨンジュン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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