2009年1月12日 20時1分更新
JR西日本は、津山線の「急行つやま」の運行をことし3月で取りやめることを決め、これで、全国のJRで日中に運行する急行列車はすべてなくなることになります。JR津山線の「急行つやま」は、岡山駅と津山駅の間を1日1往復しています。
かつて、岡山駅と鳥取駅を津山線経由で結んでいた急行が平成9年に智頭急行線経由で結ぶ特急に置き換わったあと、津山市などの要望を受けて運行区間を岡山駅と津山駅との間に縮めて運行してきました。
しかし、同じ区間を走る「快速ことぶき」と所要時間や車内の設備が大きく変わらないにもかかわらず、急行料金が最大で730円かかることから利用者が減少していました。
このため、JR西日本ではことし3月14日のダイヤ改正で急行つやまの運行を取りやめ、ほぼ同じ時刻に走る快速を新たに運行することにしました。
全国のJRでは、北陸や北海道で夜行の急行列車が運行されていますが、昼間の時間帯に運行されているのは現在は「急行つやま」のみで、これでJRで昼間に走る急行列車は全てなくなることになります。